コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             筑後川シーバス 8月  夏のバイブレーション

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

筑後川シーバス 8月  夏のバイブレーション

深夜0時、筑後川に到着すると仲間に携帯で連絡を取る。今週末は型こそは出ているものの、釣果的には厳しい感じである。「今夜もワンチャンスどこかであれば・・・」と肝に命じて、「筑後川 鱸シーバス通信」の筑紫次郎氏に合流、氏とは何故か考えてるポイントは同じであることが最近多く、今夜も方向性は一致した。しかし、ポイントをいざ見てみれば、前回の豪雨、増水も嘘の様に何時もの筑後川に戻っていた。夏パターンならサヨリなどのベイトを盛んに追って水面が慌しくなるのであるが、有明鱸の個体数はまだ多くない感じである。
それでも釣らねば何もわからないと開始。数分後、筑紫次郎氏にヒットするが惜しくも僕等の目の前に、まるで罠の様に仕掛けられた、水中のロープに巻かれ無念のフックアウト。
有明鱸さんは見事にロープを身代わりにして脱出・・・・・
ロープにフッキングしてしまったルアーを回収すべく、あれこれやって何とか回収するが、その後は、地合いも逃げた有明鱸が持去ったらしく反応はまるで何も無くなってしまった様だ。

午前2時。明日仕事のある筑紫次郎氏とは、次回のリベンジを決意して別れた。

此処からは僕の釣りではあるのだが、前回、筑紫次郎氏から教えて頂いた夏のバイブレーションメソッドを復習したいと思い、バイブレーション一本で粘る事にした。最近ロッドを変えたのだが、それが良かったのかPEラインからは正確なインフォメーションが僕には伝わり、水中の僅かな変化すら感じ取れる様になってきた。闇夜でルアーを信じて操作するのにはこのラインから伝わる情報が非情に重要であると最近は感じている。
そして氏のバイブレーションメソッドは、今まで僕の中で正直、理解しきれていなかった。同じ様に操作していても、明確に氏の操作するルアーには沢山ヒットしているのだが、僕の操作するルアーには反応が薄い。「この差はなんだろう?という疑問と、自分にもできるだろう?という期待」これが僕の本音である。
時には人から素直に教わる事も、上達には必要なことである。個人プレーである釣の世界では他者の釣りを教わるなんて初心者のすることだろうと言われそうであるが、正直、僕が尊敬する釣のベテラン達は、それをなんの躊躇も無く、「教えてください」を言える人達でもある。

つまらぬ意地を張っても釣れないのなら、それは無駄な事だと僕は考えている。

前置きが長くなってしまったが、実釣を再開。こんな調子なのかなとボーっと考えながら引いていたバイブレーションに突然の違和感、いきなり重くなり操作が出来ない・・・・次の瞬間にスプールから物凄い勢いでラインが出て行く、「あ!鱸だ・・」と思った時には「ふっ・・・・」とテンションは抜けて空しい余韻と、全身の血が逆流しそうな悔しさがこみ上げてきた。

でも、これで終わらせないのが僕の「情熱」。アタリがあるのなら「この操作で正解なのか!」という確信めいた自信は僕の集中力を120%まで上げさせた。それから投げるたびに、来るぞ来るぞとワクワク出来ている。そして数分後。
カケアガリに差し掛かったルアーから「ゴリンッ」とした弱い衝撃が僕の手に伝わってきた。「頼む、鱸であってくれ」の願いを込めてシャープに合わせの体制に入る。緩やかにテンションを加えていくと・・

次の瞬間「ドンッ!!」と反転。「ヨシ!ノッタ!」思わず声が出る。

スプールは相変わらず、すごい勢いで逆転していく。「ドラグゆるかったか??」と途中手で回してみたが、そんな事は無い。
しかし弱らない、浮かない。持久戦になってきた。もう腕も疲れてどうでもよくなってきた頃、やっと水面に現れた、ライトで確認する。「鱸だ、まあまあの良型だ」
ランディングポイントに自分から移動し、そこでもまだスタミナ温存の鱸さんは沖に何度も突っ込みを見せる。さすがにここでバラした日には明日は無いと思い、次の浮いた瞬間にランディング。
DSC00355_convert_20090803093218.jpg
DSC00352_convert_20090803052117.jpg                      80cmの有明鱸。でも本当は79.5cm(笑)サイズはどうでもいいけど、しかし何だこの腹は。。太い有明鱸であった。
何年ぶりだろう、新しいメソッド覚えたのは。。。魚も嬉しいけど、新しい釣りに目覚めた自分がいることがもっと嬉しい。数年、数十年先もこれで釣れると確信した夜であった。

教えて頂いた筑紫次郎さんありがとうございました。
遊んで頂いた有明鱸さんもありがとうございました。
そしてこの魚を育てた筑後川の生物のみなさまありがとうございました。

次回の釣行あたりからが、本格的な僕の大好きな夏のシーズン。今年は何か起こせるのか?と淡い期待。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2009/08/03(月) 09:29:48|
  2. 本流・鱸疑似餌釣
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

うぉぉ・・・ホントに「ナンだこの腹は」(笑)

こちらの夏の川鱸は気の毒なほど痩せっぽちなのに・・・大河“筑紫次郎”およびロストワールド“有明海”の底力を感じます。

う~ん,バイブレーションですか。
一見簡単そうなルアーほど,実は奥が深く,使い手によって結果が大きく変わってくるのでしょうね。
私もルアーボックスからアミーゴを発掘して置こう。
  1. 2009/08/03(月) 11:40:14 |
  2. URL |
  3. マークン #-
  4. [ 編集 ]

マークンさん

コメントありがとうございます。
有明海の鱸には諸説あるのですが、タイリクでもマルでも無い様です。ながーい歴史の中で、閉鎖的な海域で独自に進化をしてきた鱸さんなのですね、混血、交雑種、まあそれらを踏まえて僕等は「有明鱸」と呼んでいます。バイブただ巻いても釣れるんですけど。。色々操作しだすとキリが無いんですよね(笑)
  1. 2009/08/03(月) 11:51:15 |
  2. URL |
  3. Megaceryle lugub #-
  4. [ 編集 ]

ほんと コアないい釣りされていますねぇ
 
バイブってスプーンみたいに使えるから好きです
でも 奥が深そうですね

アップを楽しみにしています
  1. 2009/08/03(月) 23:54:07 |
  2. URL |
  3. ジェロ #d3xRQPUk
  4. [ 編集 ]

こんばんは

Megaceryle lugubさんの釣りに対する向上心には頭が下がりますね
それにしてもグッドコンディションの立派なシーバスですね。今の時期、こちらではなかなかお目にかかれないグッドサイズです

自分が通っていた釣り場は、バイブレーションがダントツに効果的だったので、一時はバイブレーションしか使わない時期がありました
ただ巻きから始まって、ドリフト、リフト&フォール、ジャークと色々試しましたが、自分の場合、効果があったのは、ボトムまで沈めてのただ巻きと、流れを横切らせるようにして流すドリフトでした
  1. 2009/08/03(月) 23:56:59 |
  2. URL |
  3. 釣りキチ万博 #-
  4. [ 編集 ]

ジェロさん

コメントありがとうございます。
確かにシンプルでスプーンの様な操作感がありますね。今までは普通に使って普通に釣っていたのですが、もっとコアな深ぁーい世界を最近知ってしまって、研究中でございます。
  1. 2009/08/04(火) 08:18:50 |
  2. URL |
  3. Megaceryle lugub #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

釣りキチ万博さん

コメントありがとうございます。
東京湾の夏も涸沼川の夏も、ボートシーバスだって、昔はバイブレーションで相当やったはずなのに。まだ先があるなんて・・です。根掛かりとバイトの狭間で操作する楽しさを感じてしまったのです。
ブラインドフィッシングには釣感覚を養う上で必要なライン、ロッドからのインフォメーションで流れを感じ取る、巻き上げまでの距離感や反転流の存在やスレなのかバイトなのかを判断する・・・そんな感覚の世界にどっぷりです(笑)
  1. 2009/08/04(火) 08:27:19 |
  2. URL |
  3. Megaceryle lugub #JalddpaA
  4. [ 編集 ]

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■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

書籍 東洋式疑似餌釣研究所 2008~2010傑作選

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