コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             2012年07月

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

夏来れば

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 クマゼミである、関東育ちの僕からすると、馴染みの無い見慣れないセミ。
このセミを見ると、此処が九州である事を改めて思い知らされる。

釣師にとっての夏は、折り返し地点であると思う。
早春から盛期を迎え、夏から今年の集大成へと向かう。
もう直ぐ、大雨にうんざりした梅雨が終り、今年も確実に季節は進む。

渓流は、壊滅状態なのだろうか・・・本当は気がかりなのに見に行く気力も無い。
今年も有明鱸は、筑後川を上ってきているのだろうか・・・それを確かめに行く時間も無い。
秋には、また釣りに行く事が出来るのだろうか・・・それすらもわからない。
今の僕は、釣りの最前線を退きつつある身である事は間違いない。


その昔、先輩釣師に、言われた言葉がある。
「若い頃に浸かり過ぎると後で腰に来るぞ」

まだ、若かった僕には、その意味がわからなかったのだが、僕の身体に宿ったその時限爆弾は、確実に残り時間を刻み続けていたのである。

悪夢は、明けても暮れても本流通いをしていた、サクラマスの季節に突如やってきた。

ある朝、歩けなくなるほどの激痛が身体を襲い、左手半分の感覚が無くなり、動作もぎこちなくなり、掴んだはずの物が地面に落ちてしまう事もしばしば。階段を手摺無しで上り下りも出来ない、整形外科での診断は、腰椎分離症、頚椎ヘルニア、左足は神経が圧迫された事による坐骨神経痛。

数ヶ月に及び病院での治療、鍼灸、整体、気孔術?色々試したけど、完治する事は無かった。

そうして人間、身体が病んでくると心も病んでくる。
不眠に金縛り、耳鳴り、意味のわからない震え、ただただ不安な毎日だった。

当然ながら、釣りを止める事が出来ず、足を引き摺りながら、ヤマメを求めて釣り歩いた。
ところが、本流の流れでは踏ん張る事が出来ず、転倒ばかりする、思う様に体が動かない事の苦しみは耐え難いものだった。やがて、左手の痺れからリールを巻く事が苦痛になり、最後にはルアーロッドをとうとう置き、フライロッドに持ち替え、渓流はフライオンリーになった。

これがルアーマンのフライフィッシングだと云わんばかりに、型に囚われず自由な発想で釣る事が出来たと思う。
ルアーでの遡行速度と、フライでの遡行速度はまるで違うから、同じ行程の距離を倍以上かけて釣るフライの釣りは身体への負担も少なくて、その時の僕には合ってる釣りだった。

何時しかドライの釣りで夏ヤマメも高地のイワナも満足に釣る事が出来た頃、左手の痺れも徐々に気に成らなくなった。

フライフィシングの醍醐味を知ってしまった僕は、あれだけ熱を入れてた渓流ルアーを殆どやらなくなってしまう。

徐々にその痛みも薄れたのか、慣れたのか・・1年後、ルアー釣りを徐々に復帰した。

そして、若かった時代に戻る事は出来ない、我武者羅に釣が出来る時間には限りがあるという事を深く知った。

それから、10年が過ぎた現在。
仕事、家庭、子供のこと、色々な理由で釣りに行けない時間が増えたのだけど、釣行が少なくなった本当の理由は、この身体の事かもしれない。

今年、10年前に味わった、あの悪夢の様な、左手の痺れが少し再発した。もちろん腰痛と坐骨神経痛もセットである。

燃え尽きた時代を終えた、現在その代償を払うべく、今、ただその苦痛に耐えている。

それでも、まだまだ釣が出来ない身体になった訳じゃない。
この命が尽きるまでは、釣りをしてやるんだ。

一足先にあの世に逝ってしまった、仲間達の分もあるから、もっと釣って生きたい。
あの時みたいに、夏がくればこの痺れが嘘の様に消えるかもしれないから。

テーマ:釣り全般 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/07/23(月) 00:25:56|
  2. 釣の能書きと愚痴
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一夜明けて 

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北部九州を襲った、悪夢のような集中豪雨も終息を向かえ一夜明けた。
道路の冠水や、河川の氾濫はあったが、家族全員無事に朝を迎える事が事が出来た。
昨夜、会社から帰宅する時は、高台に車を置いて、ズボンをまくり靴を脱ぎ、水に沈んだ道のりを徒歩で帰宅した。

何時もの見慣れた風景は、一変して、どこも水、水・・・ ずんずんとチャプチャプとその湖と化した住宅街を進むと、釣師の性か、嘗て湖にたちこみ、釣りをした感覚が何故か脳裏を過ぎった。

闇の中の水の道を歩き続け、やっとの思いで、自宅へ付くと家族が外で待っていてくれた。

そして、ただ水が引く事だけを祈る様な、不安な一夜だった。

生涯で一度も経験した事無い、豪雨、水害、脅威なる自然の力、自然の猛威に成す術も無く、ただその時を凌ぐ事しか出来ない、人間の無力さ、たった一夜にしてあれだけの水を引き込む海、有明海の力強さを身を持って知った。

ご心配をおかけしました、とりあえず、全員無事です。

テーマ:釣り全般 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/07/15(日) 06:31:08|
  2. 嗚呼、釣り人生
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筑後川シーバス釣行 6月 転機の季節。

 筑後川の有明鱸を求めて、幾度もシーズンを越えてきたのだが、気が付けば今年で7年目の夏を迎える。
「もう釣り飽きた?」などと言ってみたいけど、毎回、毎回が苦戦続きで、精神も技術も100%で向かわないと、鱸はそうは答えてくれない。

この7年色々な変化があった、釣り方そのものは殆ど変化は無いが、複数のポイントで、複雑な地合のパターンの確立をしてきたつもりである。一番、大きく変わったのは釣をする人の数ではないだろうか、以前は誰も居なかった場所も、常に誰かが張り付きキャストをしている。

この釣場も徐々に激戦区に移行する時期になったのかもしれない、まずは入りたい場所に入れない。
それは、譲り合えば良いとしても、先に入ってるにも関わらず、後から来る者にマナー知らずの新参者が多く、平気でキャストされる。

正直、「挨拶すれば、何をしてもいいのか?」と言いたくなる。
そんな、くだらないストレスを感じる為に釣をしている訳では無いので、ならば他の場所で地味にやるか?と僕は思うのである。

今の僕は、少ない釣行回数で如何にキャッチをするのか?がテーマである。
ブログに記事を書く釣行が、僕の釣行数の全てであり、以前に比べれば、その決して回数は多くないと思う。
少ない釣行数、釣りに行った時くらいは、誰にも邪魔されず、自由に釣りたい。

全てのフィールドでポイントは無限に広がっている、地合さえ開拓すれば、何処でも釣れると考えている。

昔、ある釣のベテランに「お前さんは、年中、釣りに行くから釣れねぇんだ。」と言われた事があるのだけど、最近その意味が少しだけわかってきた気がする。ある程度、その概要を掴むまでは、フィールドに通いこむ事は当然必要な事だけど、その先には、狙いを定めて、短期決戦で勝負を仕掛けるという釣りもあるのだ。

少ない回数であれば、より集中した釣りとなり、結果にも近づきやすくなる。
IMGP1067.jpg
70cmの有明鱸、今期、初めてのまともな魚だが、最低の気分の釣りだった。
釣れれば良い、なんて釣りはもう飽きた。

そして、転機到来!

更に、誰も想定しない場所へ開拓を進める決意の炎に静に灯りが灯った。
より難しく楽しむ拘り、難易度を自分で設定する釣り、さて、これからが楽しみである。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/07/01(日) 06:33:17|
  2. 本流・鱸疑似餌釣
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Megaceryle

Author:Megaceryle
■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

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