コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             2012年02月

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

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江川ダム釣行 2月 釣師に降る春の雨。

2月下旬、春、公魚の接岸を待ちきれない僕は、雨の湖岸へ降りた。
以前から気に入ってるフィールドの一つ江川ダムである。
IMGP0891.jpg 
福岡県内の渓流の解禁は3月であるから、まだヤマメ達に逢いに行くわけには行かない。
九州の地へ来てから一度も触ってない道具達が部屋の片隅で今日を待ち侘びていてくれた。
8番タックルにインターミディエイトのシューティングヘッド、同じく8番タイプⅡのシンキングラインをセットした。

そして今日も結論から言えば釣れなかった。

ストリーマーをキャストして各レンジを探って行くが当然の如く、今回も幻の鱒達が姿を見せる事は皆無だった。

実はスプーンの師匠から十数年前、譲り受けた竿の中に、ラミグラス社製のMADE IN USA カーボングラファイトロッドと呼ばれる時代の竿が何故かあったのだ。師匠がフライを殆どしているのを見た事が無かっただけに不思議な存在の竿ではあったのだが、薄汚れたアルミケースに収められたまま数十年は経過している状態で僕のところへやってきた竿である。

この十年、色々と理由はあるにせよ、一度も振った事が無かったのである。嘗てこの湖が賑わっていた時代の竿では?との想いから今回の為に手入れをして持ち込んだ。
IMGP0888.jpg
アクションはドロンとした、もさっとした?ゆったりパラボリックアクションでラインスピードをそこそこに力まずキャストするのに向いている様である。サムオントップに構えた手の中でブランクの挙動も伝わりやすくフルラインも楽々伸びて行く様なロッドだった。これで30~40cmでも良いからレインボーでも掛かれば最高なのであるが・・・

湖岸に下りる踏み跡にこんなものが落ちていた。ガラス瓶である。ペットボトルなど存在しない時代にアングラーに飲まれたものなのだろうか?僕には持ち主が拾いに来るその日を待ち続けている様に見えた。
IMGP0894.jpg
ぐしゃぐしゃに濡れた肩を落とし、希望を失い、息切れを起こし、熱くなった心臓を破裂させる為の帰り道。
IMGP0897.jpg
上り坂を上がる事には大いに後悔をしたのだが、春の雨に釣が再開出来た事に感謝出来る満たされた時間だった。
何時か釣れると信じてまた来よう。
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テーマ:フライフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/02/28(火) 20:20:40|
  2. 西洋式毛鉤釣
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4周年 魚野川 0から始める本流ルアー釣り。

4周年
東洋式疑似餌釣研究所も四周年を迎えた。

今、僕は今までに無いくらい釣りに行けない時間を過しているが、情熱だけは冷める事無く、今地表めがけて吹きださんとする休火山のマグマの様に静に、その時を待っている。今までもこれからも変らず、今までに経験してきた釣りとこれからも続けて行くであろう釣りを発信して行きたいと思う。


さて、新潟県は越後の里にある本流「魚野川」読んで字の如し、うおのがわ、魚と野の川である。

四周年を迎えるにあたり、今回はその本流のお話。
僕の記事には過去、何度か登場しているが、この川には特別な想いがある。

近所の野池から始まった僕のルアー釣りは何時しか川を上り山を越えて新潟県を目指していた。
ルアーで釣れる魚には、ナマズ、ライギョにブラックバス。その次には当然、ニジマスとヤマメにイワナ。
サクラマスの存在を知ってしまった日から僕の本流への憧れと情熱は日に日に強くなって行った。

週末の深夜、国道17号をひたすら下り、渋川ICから何時もの関越自動車道へ飛び乗る。
車速が乗った頃、月夜に煌く利根川の荒瀬を目下に長い橋を越え、ディーゼルエンジンは黒い煙を吐きながらドコドコと低い音を立てながらダラダラと長い上り坂の登坂車線を越えて行くと、やがて道は再び水上で利根川の上流を越え、10キロを越える長いトンネルとなる。

関越トンネルである。

群馬県と新潟県を結ぶこの道が出来た事で片道150キロになり、魚野川は遠い川では無かった。
大型レインボーや大ヤマメ大イワナの棲む未知のフィールドへはこの深く不気味な闇を越えて行くのである。
トンネルを抜けさえすれば、あの川に魚に辿り着ける、自分の不毛な釣行とこの道のりが重なり、若き日の僕はただ抜け出せない出口へ向って必死になっていた。

出口からは長い下り坂、大きな左カーブを抜けると直に湯沢ICが現れ、スキー場を多く構えるこの地は首都圏から2時間というアクセスの良さから田舎には不釣合いなリゾートマンションも目立つ。

湯沢IC出口を右折すると再び国道17号、僕はこの道を何度も何度も通った。

石打のコンビニでコシヒカリの大きなオニギリを二つ買う、もちろん梅干は買ったらいけない。
梅干のオニギリはボーズを招くという釣師の迷信を信じている。定番の鮭と昆布の佃煮、そいつにかじりつきながらハンドルを握りポイントを目差す。

この付近の国道17号は長い直線。日本でも有数の米所とあって、田園風景が続くそして山には雪、左手には魚野川。標準サイズ狙いであれば、この付近でも良いのだが、はやる気持ちをぐっと堪えて下流を目差す。

春、残雪の大地にふきのとうが芽吹く頃、僕等の季節が始まる。雪解けの磨かれた水が流れる季節、解禁となるのであるが、心弾む早春とは裏腹に冬戻りの冷たい風が河原を吹き抜けて行く。

塩沢地区から下流が本流ルアーのフィールド。夜明けに川霧の立つ瀬に立ちこみ、一歩、また一歩、探りながら釣り下る。瀬を一本こなしたらハンドルを握り次の流れを目差す。釣れても釣れなくてもこれを繰り返す事が結果への唯一の道。

雑木の中を複雑に流れ、瀬と中州の連続し各支流との合流とカーブが続く六日町。八海橋を越え大和地区、浦佐地区になると本格的な本流エリアとなる。越後川口までの流程約50キロ全てで大イワナ大ヤマメ、大型ニジマスを狙う事が出来る。

そう。

狙う事が出来るのであって、決して容易く釣れる川ではない。
利根川や荒川の様に、ホームではないから、地元の強みは無い。

0から始まって1にする。1に成るまで通う、本流釣師が一人前になるとはそういう事だと思う。
其処には高級な竿もリールも高価なルアーも要らない。

一個、数百円のスプーンを生き物の如く操り、大物を誘い出す釣り。
必要なのは、流れを読む、流れを掴む、見えない流れを見定める、己の感覚と目である。

当然、最初はそんな事知る筈も無く、闇雲に我武者羅に当ても無く彷徨い続けた。
行きにはケースいっぱいのルアーがアレヨアレヨと無くなり午前中でスッカラカン。

「この時期はあの川のあの流れでこうしてこうすると釣れる」

たった一つの答えを求めて、まるで無数に溢れる河原の砂利から宝石一個を探し出す作業の様に
投げる巻く歩くを黙々と続ける。

根掛かりで弾を全て失ったら釣具屋でスプーンを補給するとまた出撃する。

そして行きはよいよい。希望と浪漫に満ち溢れ期待感100%。
帰りは戦に負けた侍の如く精も根も財も何もかもが尽き果て絶望感と疲労感120%であった。
数年はそんな釣行が続いたのだが稀に綺麗な本流ヤマメが姿を見せてくれた。

釣果は年に5~6匹くらいではなかっただろうか・・・
それでも、それで良かった。

数年後、本流ミノーイングのハシリの頃、あれだけ沈黙してた流れで面白い様に釣れる。
けど、コストもスプーンの2倍、3倍、でもミノーを使いこなしてみたい。

当時は本流フィールドとしては超が付くほどメジャーだったにも関わらず、他にルアー釣師の姿を滅多に見ることは無かった。
薄々、年々魚が減ってる気はしていたが、それでも人気河川らしい一面を見てみたかった。

僕の狙う場所がズレているのか?シーズンが違うのか?時間帯が間違いなのか?
徐々に何が正しくて、何が違っていて釣れないのかわからなくなってきた頃、スプーンの師匠と秩父のN氏に出会った。
ほんの数年だが彼等の魚野川の釣り方スタイルを学ぶ事が出来たから、僕は本流が怖くなくなった。

流れへの恐怖ではない、無限に釣れない時間への恐怖である。仮に永久に辿り着けない夢、その魚。見えない標的を追い続ける事はある意味恐怖である。

しかし、僕が闇雲に向っていた先の方向性は、彼等と一致していた。
ドリフトによる釣りに、スプーンとミノー、操作は違えど狙いは同じなのである。

流芯の下流で強引なまでに流れに揉まれたルアーは、ミノーであれ、スプーンであれ適正速度を越えて規則的な動きは破綻する。その時、僕はロッドを前方に倒す操作をしていた、師匠は一歩前に踏み出し、秩父のN氏は自分の岸側へスライドさせて逃がしていた。三者三様の、ラインテンション、コントロール。

何時しか魚沼漁協の年券を買い、僕の釣りは毎週の釣行と成った。それは、大物を釣りたいのではなく、確実に獲る為の釣りやルアー操作を学ぶ為である。10年以上に及ぶ出撃を繰り返すも、度重なる河川工事と台風と地震などの災害で僕の上達よりも速い速度で流れが衰退して行った。

つまり、釣りを覚えたポイントは残念ながら一つも残っていない。

今でも魚は居るはずだが、当時の流れは無いだろう。
0から始まり、やっとの思いで1になり、また0に戻る。

でも、いいじゃないか、僕等は最初から0だったのを知っているのだから。

さて、今回は十分釣りを休んだ。
また0から始める時が来た。

テーマ:釣り全般 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2012/02/08(水) 22:38:53|
  2. 嗚呼、釣り人生
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:30

プロフィール

Megaceryle

Author:Megaceryle
■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

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