コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             2011年07月

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

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筑後川水系オイカワ釣行 7月 小さな流れ込み。

先日、自宅近所の小川にてオイカワ釣りをしてみて改めて気が付いたのがこの時期の水量の多さ。
農繁期にもなるからだろうか、中々水位も落ちず濁りも取れず。平水に戻った頃には大半の場所が泥で埋まってしまっていた。そんな事もあり、今回は車で10分ほどの上流へ向った。
IMGP0572.jpg
さすが真夏の午後3時、日差しがジリジリと照りつける。
水量は多いけど渇水よりはマシだろうと、ライズも無いのでウエットフライで釣り下る。
IMGP0556.jpg
100M近く流して見るが、全く魚の反応が無い。やはり真夏の昼間は無理なのだろうか?
針掛かりしないような小さなオイカワは時折出てくるのだが標準サイズが姿を消してしまっている。
おかしい?おかしい?と彼是考えて、川を変えたほうがいいのか?と思った時。
良いサイズの反応がある、見切られたのか水面直下でキラッと反転される。
IMGP0573.jpg
何とその場所は対岸の小さな流れ込みの落ち口、白泡の切れ目、ブッシュの手前僅か50cmの流れである。
溶存酸素量の多い白泡の下にオイカワが群れている様である。

ところが先ほどのはまぐれでキャストが決まった時の反応であり、ちゃんと狙うと下流からの風、手前の速い流れでラインにドラグが掛かり上手く流せない。
nagare.jpg
7Xのティペットを、50cmから150cmに結び換え、自分のポジションもポイントの正面よりやや上流に移る。下流からの風に任せてティペットを上流へ折り曲げてキャストすると上手く流れに乗せる事が出来た。

まるでヤマメ釣りさながらの様子になってきた。

上手く流れに乗ったブッシュ際のフライにパシャ!ときた。グングンと竿を曲げて楽しませてもらう。
IMGP0563.jpg
この地域では白ハヤと呼ばれるオイカワ。大人しくしてくれている隙に水中に入れたまま撮影。
oikawa.jpg
その後は同じ小さなスポットで連発する。
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オイカワに混じって流れ落ちてくる餌を待っているのだろうか、カワムツも出てきた。
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ドライの反応は少し鈍くなったので暗めの色へ換えて再び、連発。
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最後はニンフを沈めて白泡をダイレクトに狙うとまた出た。
IMGP0565.jpg
午後五時になると、流れ込みの反応は無くなり、川面はライズの雨になった。
しかし、ここで子供の迎えがあるので最後とした。小さなスポットの難しい流れも楽しく思えた午後だった。
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  1. 2011/07/28(木) 00:59:45|
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有明海 筑後川  有明鱸(アリアケスズキ)の特徴とその個体差。

九州一の大河、筑後川。坂東太郎(利根川)、筑紫次郎(筑後川)、四国三郎(四万十川)と並び日本三大暴れ川の一つ。その水源は活火山である阿蘇山、そしてその流れは日本で最大級の干潟を持つ有明海へ流れ込む。有明海には、アリアケヒメシラウオ、アリアケシラウオ、アリアケギバチなど「アリアケ」と頭に付く生物が多い。他にもムツゴロウにエツやワラスボ、クルメサヨリなど珍しい魚種も多く、そんな多様性のある小魚達を捕食して海へ川へと行き来する鱸達がいる。
僕等はその鱸達に漢字で「有明鱸」と名付け親しみと敬意を払いその魚を釣ることで、フィールドに身を置くことで何かを探している。
さて 今回はその個体差をご覧頂きたい。
IMGP0524.jpg
学術的には有明海産スズキ、有明海個体群となるが、僕が見慣れていた関東のスズキとは明らかに違う。
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特徴のひとつそれは黒点である。
まだセイゴの時代、鱸としては未成熟である20~30cmの頃はかなりはっきりと黒点持ち、成長と共に概ね消失する。
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そして誰もが黒点から連想するタイリクスズキ同様に下顎の吻が短い個体もいる。しかし黒点が消失している。
DSC00454.jpg
マルスズキの様に吻の長い個体もいる。
DSC00845.jpg
マルスズキ同様に若くして、黒点が消失した個体もいる。
DSC01497.jpg
タイリクスズキの様に70cmを超えても尚、黒点を残す個体もいる。
IMGP0093.jpg
つまり、マルスズキの特徴もタイリクスズキの特徴、そのどちらも持ち更に、タイリクスズキに近い個体もマルスズキに近い個体も両方が生息している事になる。さて、マルなのか?タイリクなのか?

その答えは、そのどちらでもない、中間の種。
有明海のスズキは、筑後川のスズキは、有明鱸と呼ぶほうがしっくりとくる。

有明海は約1万年前の氷河期に黄海や東シナ海に存在した広大な干潟から分離された海域であると言われる。
その後、独自の生態系を現在にまで生命のサイクルを繋げている海域である。

そんな有明海に棲む鱸達を最近の人為的な害で生まれた交雑種と同様にハイブリッドと呼ぶのには違和感を覚えてならない。有明鱸には他のスズキとは違う有明鱸独自の生活史があると僕は考えている。

例えば、70cmに近い個体でも産卵期に産卵に参加せずに河川残留を続ける未成熟な個体がいる。
春、2cmにも満たない個体がボラの子と共に川を遡上してフックに掛かって来た事がある。
10月半ばになると一斉に川を下り始め、11月にはその姿の大半を消してしまう。
12月末~1月には産卵を終えた個体が潮どまりの堰まで遡上している。

これらは、関東に居るスズキの動きとは明らかに違うと思えてならない。

此処からは今まで釣った魚の中から特徴的な個体をピックアップして解説する。

短期遡上型個体、胸鰭は黒く海水仕様であるが、完全な淡水域に近いエリアにも生息している。
後部背鰭尻鰭尾鰭から尾鰭の付け根までの距離も短い。
IMGP0059.jpg
長期遡上型個体、尻鰭と尾鰭の下部は白色化し、胸鰭はまるで生活圏としての海を捨てた淡水魚の様に黄色味を帯びてくる。後部背鰭尻鰭尾鰭から尾鰭の付け根までの距離が長く尾鰭もやや長めで速い流速にも対応している。
IMGP0068.jpg
長期遡上とも短期とも言えない中間的な5キロに近い個体、背の盛り上がりはそのパワーの証。
このタイプは晩夏から初冬まで見られる。
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大型になると背が盛り上がり頭部から背鰭までの筋肉は身体能力の高さを物語っている。
DSC00357.jpg
ご老体である。痩せ細り鰓蓋の一部は鱗も剥がれ落ち白骨化している。
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初冬の産卵前の個体、そのスタミナと筋肉のバランスは素晴らしいものがある。
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背中の盛り上がる個体は70cm程度でもこの体高さを有する。
IMGP0140_convert_20101027123956.jpg
魚が生きるリリースを確実に行う事が僕等の努めではないだろうか。
釣るテクニックよりも蘇生させるテクニックのほうが遥かに重要なのである。
もしも魚が居なくなったとしたら、その時、僕等は竿を永遠に置く事になるのだ。
IMGP0546.jpg
有明鱸がアリアケスズキ種となるその日を待ち望む一人の釣師として、この魚をこの川をこの海を見続けて行きたい。

そしてこれからもこれが僕等の有明鱸だと言い続けるだろう。

※この記事は2011・7月現在の個人的見解につき、今後の状況により。本文の訂正、加筆する事があります。

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  1. 2011/07/26(火) 01:38:50|
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筑後川シーバス釣行 7月 夏の上潮。

台風6号の過ぎ去った筑後地方は梅雨の様な曇り空が続いていたのだが、昨夜は晴れて夜空も高くまるで秋のような涼しい風が吹いていた。仕事を終えて帰宅後、子供達を寝かし付けると眠れずにロッドを片手に車に乗り込んだ。2時間でも3時間でもいいから釣りがしたい。そんな夜は空回りする事も多いものだが、前回キャッチした夏の上潮パターンを再度検証すべく、フィールドに向った。

土手の上、車窓から見下ろすとチラホラとアングラー達の影が目に付く。

最近はこの川も人が増えた気がする、以前は平日の夜などは殆ど人が居る事など無かったのだが色々の状況は変化している様だ。

23時を過ぎた頃、お目当てのポイントへ入る。中潮の上げは強く、筑後川も逆流をしている。
前回よりも大型のベイトが数多く、鱸の気配も感じる状況でまずまずといったところ。

今回のRODはUFM CPS862EXtiである。利根川時代最後の竿であるが、今でも現役である。
思い返せば6年前の夏にこの竿でキャッチした黒点の多い鱸が、僕と有明鱸との出逢いだった。
一河三年を超えて、もう6シーズン目のこの釣りを今年も変ることなく続けている。

シンキングミノー中心だった頃からフローティングミノー、シンペン、JIGミノーやメタルジグなど状況毎の釣り方や魚との距離の詰め方を少しづつではあるが確実に進んできたこの6シーズンだった。

今、注目しているのはバイブレーション。今期は今更ながら、定番のバイブレーションの使い方を再確認したいと思う。バイブレーションプラグはキャスト後、速やかに沈み、巻いて波動を出しながら徐々に上昇する。

この波動は恐らく側線を刺激して魚をある種の興奮状態にさせる効果があると僕は考えている。
IMGP0539.jpg
そして散々ルアーを投げ込んで反応が希薄になったゾーンから高速リトリーブのバイブレーションに今夜も出てくれた。

全国のローカルなフィールドでは定番的な存在のルアーである、波止でも河口でも堰でも○○にいくなら○○グラムくらいのバイブレーションが良いというのはよく耳にするが操作が簡単で誰でもその効果を確認し易いのであろうか。

大昔は、川でバイブなんか投げるな!魚が沈んじまうだろ!と仲間に怒られた記憶もあるのだが。
正しい使い方をすれば、沈黙の中、最終手段にもなる事もあるものである。

そんな事を考えながら、深夜のフィールドを後にした。

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  1. 2011/07/23(土) 22:42:51|
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筑後川水系 オイカワ釣行 7月 台風の後で。

梅雨明けの九州に真夏の空がやって来たのも束の間、台風6号がもたらす雨風でまた梅雨の様な天気になっている。この季節のセミの喧しい泣き声すら曇り空に飲込まれている。さて、本来であれば、真夏の釣を満喫と行きたいところであるが、ここ数日は色々と事情もあり釣を休んでいた。

今週は無理かなとは思っていたものの、気が付くと自宅前の小川へ気持ちが向いてしまい、居ても立ってもいられなくなりオイカワフライ道具を持ち出し出かけてしまった。チャンスはほんの30分、子供の迎えに行くと妻に言い残してコッソリと出かける。
IMGP0531.jpg
小川を見てみると雨後の濁りは取れていないものの、水量は大分減ってきた。
濁りの中でオイカワが釣れるだろうか。案の定ライズも何処にも無く18番フックに巻いた小さなニンフを流して見た。小さな流れのヨレに投入しややラインを張るとツツツーと魚信を感じた。
IMGP0526.jpg
婚姻色のオスが釣りたかったけど、5~7cm新子のオイカワばかりだった。
IMGP0534.jpg
しかし小川のコンディションは今ひとつ。強い濁りとゴミ、水没した岸の雑草が流せるエリアを限定してしまう。けれどこの濁りが取れればきっとドライで楽しめそうである。

憧れたターゲットを遠征で狙うも釣り。
大河の太い流れに立ち向かうのも釣り。
大海原の大物をひたすら追い求めるのも釣り。
目の前の小川で独り釣り糸を垂れるのも釣り。

釣りを楽しむ事は難しくないというのを改めて知った、夕暮れだった。

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  1. 2011/07/20(水) 16:37:18|
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筑後川シーバス釣行 7月 梅雨明け、夕立の後に。

先週の土曜日、九州北部も関東地方同様に梅雨明けを向え、日中は力強いジリジリとした日差しと何処までも高く構える入道雲が夏の始まりを教えてくれた。普段見ている会社からの外の景色が随分と早い時間から暗く感じたのは雷雲と夕立の所為だった。
そんな日の夜、父親としての用事を済ませると、時間は深夜になっていた為、急ぎ足でロッドとルアーBOXを車に積み込むと筑後川へ向かう。普段はウエダの竿を使う事が多かったのだが、少し思う事がありメジャークラフトのソルテックST962PEで今夜の釣をしてみる事にした。

午前0時、若潮の筑後川本流は雨後という事もあり上流から水量はやや多く、季節はエツ漁の最後の追い込みの時期という事もあり様々な場所で数百メートルもある流し網漁を見かける。フィールドに通って情報を教えてくれる仲間達の釣果も最近は上向きなので、今夜は何としても一本を取りに行く気持ちであった。

午前0時半、開始早々、幸先よく120mmのジグミノー にヒットしたのは60cm~70cmのサイズ、フッキングバッチリ、鰓荒い4回交わしても外れず竿の下まで寄せて、フッキング位置を確認しようとしたその時、力なく最後の鰓荒いを食らい外されてしまう。どうして僕の釣りは失敗から始まるのだろう。どういう訳なのかファーストフィッシュを失敗する事が多い。気を取り直して投げ続けるが、それっきり魚からのコンタクトは無くなってしまった。

その後、筑紫次郎氏と合流、背後から「今日はブログネタちゃんと仕入れてね!」とプレッシャーを掛けて頂く。
滞在はほんの数分で竿を出すことなく、お帰りに。

午前2時を過ぎたところで、少し場所を変えてのアプローチ。以前は無かった構造物が目に付く。気にせず釣を続けること数投、まずまずのサイズがヒットする。スタミナと重さから4キロ近くありそうな鱸である。
これを取って帰れるとファイト中に妄想していたら僅か5m先の構造物に潜られラインが擦れている感覚が伝わってくる。これは無理が出来ないな・・と思うのも束の間、案の定動かなくなってしまった。
グネグネと頭を振りながらも巻かれてるのが確定して、完全にアウトである、運良く抜けたがルアーには大水で流れた小枝が付いていた。
気を取り直して次のキャストをしたのだが変な位置で生命反応。グネグネともトントントントンとも取れる不思議な振動がロッドに伝わってくる。あ・・これは鰻だ。予想は的中、50cmほどの鰻がラインをぐるぐるに巻き込みラインシステムもルアーもグチャグチャでダメになってしまう。ついていない、尽くついていない。何をやってもダメなのかもしれない。

午前三時を過ぎた頃、ヘトヘトになりながら車に戻り小休止すると共に作戦を練り直し、真夏の定番ポイントへ移動する。弱い上げ潮にクルメサヨリの不安定な挙動から近くに鱸の気配を感じ、9cmのシンキングミノーで広範囲にアタリを探しに行くとある一箇所で反応がある。コツンとかツツーという弱い反応がある。パターンが夏ならば・・とバイブレーションを取り出し高速でポイントを通過させると反転バイト!
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少しスリムだが、黒点の多い64cm。
IMGP0517.jpg
口角に綺麗にフッキングしていた。濁りの夜間にあの速度のルアーを捕える事が出来る有明鱸の身体能力の高さに関心しながら撮影後リリース。
やがて東の空が明るくなる頃、夏の筑後川を後にした。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/07/12(火) 19:03:41|
  2. 本流・鱸疑似餌釣
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プロフィール

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Author:Megaceryle
■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

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