コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             2011年05月

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

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筑後川シーバス釣行 5月 大雨の後に。 

GW明けに発生した台風1号の影響でここ筑後地方にも纏った雨が降った、各河川は増水し筑後川も一気に水量を復活させ初夏の季節へと移行した感じである。雨後の増水が終息へ向かう時、本流の釣りにおいては絶好の条件であり、所謂、笹濁りというのが一番の好条件であると言われる。

そんな中、仲間の筑紫次郎氏が二夜連続の連発キャッチとあって、携帯にて詳しい状況を聞かせてもらう。
駐車スペースへ車を停めると、草臥れて縫い目もほつれ、穴も空いたグローブに手を通す、久々に洗濯したキャップを被り、何時ものナガグツに、無駄に重いベストを背負う。カチッとベルトを固定すると何だか気が引き締まった感じがする。

さて、僕の好きな有明鱸の季節が始まった。

僕は釣行時、フィッシンググローブを着用する事が多い、理由は安全面とロッドのグリップ力を上げる為であるが、前回は冬用のグローブで釣行だったのに、今は夏用を使っている。そんな季節の移ろいの早さに戸惑いもあるが、休んだ分、消えていた感覚を早く取り戻したかった。何時もはSPSに6LBのシステムで挑むのだけど、キャスティングを楽しみたくてCPS102EXtiに、重めのルアーをセットしてこの向かい風に打ち込む仕立てでポイントへ入った。


午前0時、上流、下流と別れ各々のポイントでキャストを開始する。
風は、釣人目線のマイナス要因の代表でラインコントロールを失い、ルアーを失速させる。でも風は、水面を波立たせ、魚の警戒心を解き放ち意外に好結果を授かる事も多い。今夜はどちらなのか?

水中からの信号は何も無いまま30分、1時間と時間は流れて行く。
魚は居る、水面は明らかに生命反応がある。
しかしそこは100~130m以上も離れた届かない領域であり、射程距離を越えている。

やはり、たまに来て釣ろうというのが甘い考えなのかもしれないと思いルアーをJIGミノーへチェンジする。
もう直ぐ干潮の時間というとき、目の前に理想的な流れが現れた。

僕の立位置は、遠くの流れに標準を合わせているので、そのヨレを狙うのには都合が悪い。
5m上流へ立位置を移動し、角度を変える。
ヨレからの脱出とルアーヘッドの転換位置を一致させるべくラインテンションを調整する。
次の瞬間。

「ドッ!」

とリール巻く手が止まり、時間そのものが止まる。

激しい鰓荒いで水面爆発が数発。
ドラグ音を轟かせ、ロッド根元からもぎ取るようなトルクで流心を上流へ向けてそいつは泳ぎ回る。
IMGP0443.jpg
有明鱸、80cm この魚に会えるから、今日まで待てた。
IMGP0447.jpg
撮影後、蘇生すると闇の中、流心へ向って静に泳いで行った。
この一本で今夜は大満足である。

が、早く感覚を取り戻したい、明日も、明後日も行ってやる。
それが釣師だと思う。


しかし翌日。
もちろん行くつもりだったが、寝不足の体には嘘は通用せず明方まで睡魔に落ちていた。

空けて三日目。
今夜こそは、絶対行くと心に誓って。
昼間は、子供の病院に保育園の送迎、おまけに家庭菜園、粗大ゴミ片付けを済ませ全てが終るともう21時になっていた。
子供を眠らせて、自分は落ちずにミッション成功。此処までは、仮の姿。

さあ、23時、お父さんは、アングラーに変身。
まるで泥棒の様に、明かりの消えた部屋を抜け出し、スローにサイレントに玄関を開け閉め。

車に飛び乗った。

目ぼしいポイントを見てまわると、ベストな潮汐になってきた。
最干潮まで今夜は投げ続ける目論見である。

早速、準備にかかり竿を出すがよくよく自分の釣りを検証してみると問題点だらけである。

相変わらず、魚はいるのに釣りきれない。
狙った場所にルアーが着水していない。
稀に遠投できているのに、食わせきれない。
ベストなラインでトレース出来ていない。

もう何年釣りしてるのだろう?
初歩的な失敗ばかりで、それがストレスになる。

ウォーミングが終った頃、少しこなれてきた。
釣りを休むことで、そう云った基本のブレ・ズレが生じる。
感覚を磨く事は、継続しなければ意味が無い、たまたま決まった120%のスーパーキャストなんてどうでも良くて、コンスタントに安定して80%~90%の高いレベルでキャストをするほうが遥かに難しいと思う。

指先の感覚や手首や肘、肩など、最後は骨格のズレなども影響するし、究極は健康体で無ければ釣技向上するのは難しいと言う事かもしれない。

午前1時、前半戦終了。
何も無いまま、時間が流れた。

筑紫次郎氏とコラボ。
聞けば先ほど、フック伸ばされの1バラシだという。
間もなくして、偶然決まった1投にヒットするが、4番フックが伸ばされルアーだけが帰ってきた。
「とらないかんね!」とお互い反省しつつ
午前3時を過ぎ、明日仕事の筑紫次郎氏は帰っていった。

その後どれくらい投げたのだろうか・・・
同じ場所に何度も何度も、何種類ものルアーをローテーションしながら撃ち込む。

何時しか煙草を止めた僕は、釣り場を休める事をしなくなっていた。
釣れていた頃は、適度に休み休み釣っていたはずだ。

それにシーズンから言っても、そろそろバイブレーションの時期なのかもしれないと思った。
筑後川へ初めて来た時、ヒットルアーだと信じて投げていた。
マールアミーゴ24g 何故か釣れる気がした。

数分後キャスト、やはり飛ぶ。
ラインスラッグを素早く回収し、ファーストリトリーブでブレイクラインまで引く、そこでリフトアンドフォールを一回だけ入れる。

確信も根拠もない。

予感がしただけである。
IMGP0449.jpg
初代アミーゴ、秩父のN氏に釣れるから買えと言われたルアー。
IMGP0453.jpg
まさか10年後の事を言ってたのか?とも思いたくなるような今の時代でも通用するルアーである。
IMGP0450.jpg
有明鱸77cm 

再現性の検証という釣りではなく、基本の再認識をさせてくれた一本。

「一夜一本」 「二夜二本」

僕等の前には ちゃんとやれば、ちゃんと答えてくれる 大河がある。

三夜目の正直?はあるのだろうか・・

※筑紫次郎さん、カタキは獲りました。お疲れさまでした。
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テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/05/18(水) 13:34:49|
  2. 本流・鱸疑似餌釣
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魚を釣るテクニックよりも上達の為に 大切な何か。

九州は台風の影響で大雨、僕等のフィールドも、この恵みの雨を受けて春から初夏へとそのシーズンを移して行く事だろう。雨の日にはゆっくりメンテナンスをしたり、地図を眺めて釣行を考えたり、色々な凄し方があるのだけど、同時に降雨という条件で釣りが成立する場所もある。僕がまだルアー釣り少年だったころ、こんな大雨の中でも釣り場へ向かい、全身ずぶ濡れになりながらもキャストを繰り返していた記憶がある、指がふやけて、体温は奪われ、濁りに増水という過酷な条件ではあるのだが、警戒心の薄れた魚達は次々にルアーアタックして来るというものだった。
DSCN1932.jpg
今年のGWも毎年の様に仕事をして、遅ればせながらの休暇は釣行を・・なんて思っていたら、家族からあれこれ申しつけられ、そんな日常をこなすうちに台風1号による大雨に見舞われ、終了しそうな勢いである。

日常生活のベクトルが釣りに向いていない時期は、今までも何度かあったが、それは濃霧に包まれた道の様に行く先もわからず何処までも続く訳では無くて、何時しかはれてまた再スタートを切れるものだった。釣りに向き合うには、情熱が、時間が、少しの夢が、そして家族の理解が必要であるが、そのバランスが崩れ何かが足らなくなると帆に受ける風を失った帆船も同然で退屈な時間の海原へ漂ってしまう状態となる。

やがてそんな風に気持ちが落ちたら、うやむやになっている心の霧それを言葉にして噛み砕き、理解して進む事がこの状態から抜ける唯一の方法かと思っている。釣りに行けない言い訳を並べ始めてる時点で問題なのだが、仕事と家庭と釣りのバランスを取るのは中々難しいという事には変わりない。

昔、仲間が言っていた言葉に「魚を釣るテクニックよりも、良い時釣りに行くテクニックの方が難しい」というのがあった。正に今はその言葉が身に沁みて理解できる。当時、独身だった僕はその言葉を軽く受け止めていた。釣り易い時間、地合、最高のコンディションでの釣りは理想的ではあるが現実は、「殆ど行けないから、行けるときに釣に行くしかない」という状況である。

本来であれば、この雨の中も竿を振るべきなのかもしれない。
確かに大雨の夜は、釣行は身体的には不快であるが、以前の僕なら進んでフィールドへ向ったはずである。
ところが、向いていない時間は、何か別の事で釣行のタイミングを失う事が多く、そのうち釣りたい情熱も有耶無耶に消えてしまう。

明確な理由は無いのだけれど、この釣り人生のなかで今の時代はきっと釣りに向いてないのだと思っている。
誰よりも釣りたい、誰よりも上手くなりたい、誰よりもフィールドを熟知したい。そんな思いは、この時代に呑まれてささやかな記憶と静かな熱に変わりつつある。

釣具も雑誌も買わなくなったし、釣具屋にも行かなくなった、新しい発見はフィールド意外に見当たらなくなった。
やがて誰よりもフィールドに通った僕も最前線を離れて、仲間達のほうが遥かに釣りに行けてるし、テクニックも釣果も一歩も二歩も先に進んでいる。完全に遅れてしまったけど、僕にとって唯一の救いは、フィールドに異常に通った時代があった事、釣りにどっぷり時間も金も費やす事が出来た事。そこに答えが無いって事を理解できた事。

それなら、このまま終っていいのか?ってなるならば、「このままじゃ終われない!」って釣師の意地はあるのも事実。「必ず何時か追いつくぜ、全国のそして世界中のライバルさん達よ!」あともう少し先で、時間が取れたらそこからアクセル全開で追いつくから少し待っておくれよ。 続きを読む

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/05/11(水) 12:23:06|
  2. 嗚呼、釣り人生
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REBEL ファーストバックミノー 

最近は釣行のタイミングも無く、釣りにいけない日々なのであるが、暫く、プラグについての記事を書いてなかったので久々に書くことにした。釣行記を待っていた方もおられる様でありますが、しばしお待ちを。

さて、レーベルのルアーの中で僕が一番好きなのがこのファーストバックシリーズである。
IMGP0442.jpg
ファーストバックはハンプバックとも呼ばれて、昔からこのルアー釣りをする者であれば一度や二度は美味しい想いをしたことがあるのではないかと思う。外見は見るからにクランクベイトという雰囲気であるが、バス・トラウト類問わず抜群の効果をもたらす。このファーストバックにもフローターとシンカー、それに大きなリップを付けたディープランナーと有って使い分けも可能にしていたりした。

僕にとってはベイトキャスティングで飛距離の出せるプラグのひとつで、野池でのバスは散々釣らせてもらった。
当時の野池で一番釣れるのが、スイミングワーム、その次が小型のクランクベイトだと思っていたから、このファーストバックもガンガン使えるプラグとして何度もキャスト&ロストを繰り返していた。

その昔は、トラウトのヒットルアーで中禅寺湖や銀山湖でも効果があったということを先輩ルアーマン達の話しで聞かされたものである。僕は自然湖でトラウトの釣りをする様になったのは随分後になってからであったのでその効果たるものを知る事は出来なかった。しかし1980年代にも現在の様にマスの管理釣り場は存在していて、餌釣り、ルアー、フライとそれぞれのスタイルで楽しむ事が出来た。そんな時代のヒットルアーといえば、コパー(銅色)のシェイクスピアのスプーンや、忠さんのマスターアングラーなんかでプラグで釣るなんて考えてもみなかったのだがしっかりこの手のクランクベイトで釣っている人もいた様子である。

そして暫くの間バスプラグになっていたファーストバックを管理釣り場に連れていったのは10年ほど前、色々やって飽きてきて昔の釣りがしてみたくなり、バンブーロッドにミッチェル408でスプーンというスタイルでプラグもフラットフィシュだのファーストバックだので楽しむ様になった。効果は覿面だった、スローリトリーブでコロコロとよく泳ぎ特にニジマスへの反応は良く、スプーン以上に釣れるかもしれないと思ったものだった。

昔の釣りを知ることで、今の釣りが理解できたりもする。
先人達のヒットルアー、このレーベルやラパラというプラグにはそんな基本が詰まってるものだと最近つくづく感心している。もっとこの釣りを理解して、フィールドで役立てたいと日々思っている。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2011/05/02(月) 12:26:29|
  2. 温故知新
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  4. | コメント:16

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Megaceryle

Author:Megaceryle
■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

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