コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             2008年12月

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

オールド?渓流タックル リール編

渓流に適したリールとはなんだろうと考えてみた。丈夫であること、ハイギアであること、ライントラブルが少ないこと。ドラグ?そんなに引き出す大物は稀にしかいない。ベアリング?3個もあれば十分。遠投性能すら必要ない。時にはリトリーブしないで釣るのだから、糸巻きの役割は意外と昔のリールでも十分です。本流であれば条件は厳しいですが、渓流は釣りをする上で動作の流れがスムーズであることが大切ではと考えています。正確なキャスト、ライン処理、テンションコントロール、リトリーブ、アワセ、ランディング、リリースまでが淀みなく失敗しない。一連の流れとしての釣り。それを行ううえで大切なのは使い慣れた道具であることで、最新機種の投入の必要性はあまり考えていないというのが実情です。また、現在群馬の管釣スタッフのFさんと10年ほど前にチームカリカリ♪という非サイレントのスピニングリール愛好会を設立しました(活動内容は不明)最近彼は、大森製作所のマニアで凄い拘りようです。あまりの熱のあげ方に感動した僕は九州で見つけたマイクロ7とかシェークスピアのΣだとかを送ってあげました。現役で使ってくれてます。
PIC_0109.jpg                                ということで今度はリールです。
左上から
ミッチェル 408 フランス 1970年代製造
本ブログでは既に何度も登場していますが、最近メンテナンスしました。まず樹脂スプールは劣化具合が不安なのでアルミ製の深溝に交換しグリースを新しいものと入れ替え各可動部には新しいオイルを注入済み。僕の中では生涯現役のモデル。そして遊星ギアのこのモデルにライントラブルは皆無。

ABU カージナル3 スウェーデン 1980年製
これも本ブログでは何度か登場している、釣具屋店主の形見です。使用上は問題ありませんが、ハンドルのコンディションに難有りでつまりは樹脂パーツがそろそろヤバイ感じなので現行復刻モデルの部品を導入するか検討しているところです。他のパーツは問題なしといった所です。釣友であるオオツカの内藤氏愛用モデルと同モデルである。1980年代の渓流シーンでは大活躍していた名品。初回の製造から30年経過しているにも関わらず復刻版が製造され未だに売れ続けているカージナル3はまさにルアー用スピニングリールのお手本である。ステラやイグジストが形を変えずに30年後存在しているとは考えにくい。唯一カージナルの欠点はライントラブルであるが、これも巻き始めを気をつければまったく、問題ないレベルである。

ABU カージナル C3 日本 1985年製
前回の本流タックルでお話したが組み立て製造は日本である。製造は大森製作所では?という噂があったが違うようである。EFマーク付きのエビスフィッシング代理店時代のもの。復刻はされていないのである意味貴重かもしれない。カージナルの湿式ドラグは完全にハウジングの中になるので天候や浸水の影響は受けにくい。2ポンドテストのラインであっても安心して使用できる。日本製とはいえ当時の価格で12000円くらいしたと思う。高級品だったのである。アウトスプールカージナルの宿命ベールスプリングの破損というのが有るが、現在でも部品の入手は可能であり、C4よりC3のほうが折れにくい?と感じている。

手前左から

PENN 716Z アメリカ 1990年代製造
特別な思い入れは無いが製造中止の予感がして購入。コータックが代理店であった。黒とゴールドのボディカラーにウルトラライトのロゴ。ハウジングカバーには716Zとステッカーが貼ってある。ドラグの音やベールを返した時の音はさすがPENNという感じで素晴らしい。案の定現在は製造中止。
ライントラブルに関しては最初のセッティングで逆テーパーに巻けるようになってるので極めて少ないがベイルアーム付け根に絡む、挟まることが稀にあるので要注意である。これも巻き始めに確認すればいいことだが。

ABU カージナル33 日本 1991年製
本来はスウェーデン製であるが、これは不運な復刻モデル。オリムピックがアブの工場から引き揚げた部品で製造したものと言われている。埼玉県で作られたカージナル。なんか変な感じである。フットには76年の№が刻印されている、発売した時代も不運な90年代前半。バスブーム真っ只中にもちろん売れず、在庫を抱えた量販店は2980円で叩き売りを開始した。そのワゴンセールの山から2台僕が引き取った。はっきり言って糸巻きの形状は最悪、思いっきりテーパーに巻かれる。対処法はあらかじめ逆テーパーに手巻きしてから使うラインを通常どうり巻くことで対処できる。

ダイワ ファントムGX-2 日本 1980年代製造
デザインと開発はDAIWA.CORPORAITON.USAとなるファントムシリーズ。ストレーン2ポンドを巻いて保管している。スプールはドラグセンターのボタンをワンプッシュで脱着可能となりサイレント仕様となるこのリールは80年代初めに日本を代表するルアー用スピニングリールであった。子供の頃憧れていたリールだけに中古屋で見つけたときは嬉しかった。新品箱入りのデッドストックで購入価格は2000円だった。10年ほど前に購入。ライントラブルに関しては通常のレベル。僕の場合はまだ0回であり、使用頻度が少ないので起きていないだけかもしれないが、実に使い心地は良いリールである。

他にステラやトーナメントZの1000番~2000番クラスが数台あるが次の機会に登場させる予定。

テーマ:フィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2008/12/29(月) 18:38:39|
  2. 渓流用疑似餌道具
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オールド?渓流タックル

本流タックルの整理をしていたら、意外と持ってる事に気付いたショートロッド。元々渓流に初めてルアーを投げたのは、11歳の時だったと記憶している。場所は荒川水系の中津川という支流である。当時は水量豊かな渓流であり、その当時見たヤマメの群泳が脳裏に刻まれている。今は雁坂トンネルというのが出来て国道が開通し、ダム開発が進み僕が釣りをした渓流はやがてはダムの底になってしまうと噂を聞く。当然ながら当時、小学生の僕には渓魚など釣れるはずもなく。スピナーに纏わり付いた木っ端ヤマメさえ淵の底に帰っていった。やがて18歳になり、車の免許を取得すると自然と渓流やダムや本流に足が向いた。ウエーダーも無いから護岸のある本流でスプーンを投げていた。そんな時代からコツコツ竿だけは集まっていった。
PIC_0113.jpg           相変わらず全て絶版ですが・・上から

キラク ストーリームスウィンドラー 6.9UL
キラクというメーカーを皆さんはご存知だろうか。六角バンブーのスピニングロッドや源流用のテレスコピックのルアーロッド、それにキラというスプーンを世に送り出したメーカーである。ウルトラライト&ロングロッドというコンセプトを逸早く具体化したのがこの竿。スウェルバットやメイプルのリールシートなど各パーツにも拘りの見受けられる美しい仕上げであるが、ブランクの強度がやや不足気味であり小型渓流魚を対象とした竿であろう。鬼怒川水系のダム湖で早期に使用していた。

UFMウエダ バックウォータースペシャル BWS-55
ウエダにはスティンガーシリーズやプラッキングシリーズが有名であるが、渓流ロッドの代名詞はこのバックウォータースペシャルではないだろうか。なぜ流込み仕様なのか?はわからないけど東北地方で出会うアングラーも愛用していた。(以前は渓流でルアーマンに会うことは皆無だったので印象に強く残っている)UFMウエダのコンポジット技術が24tカーボンのバットと16tカーボンのミドルセクションという異なる材質のカーボンを芯金に巻きつけグラス繊維を芯に入れる工法を生み出した。そして生まれたこの竿は不意の大型にも対応する。実際2キロクラスの中型のイトウもリフトすることが出来た。2gとか3gとかの小さなルアーをショートキャストで決めるにはこの竿が良い。

UFMウエダ スーパーパルサー CSⅡ552
僕の大好きなシリーズのCSⅡである。なぜかと言えばこのレングスで尺オーバー、40オーバートラウトも仕留めることが出切るトルクと、繊細に且つ大胆にスプーニングをこなせるミドルセクションのハリを持ち合わせているからである。5~7gクラスのスプーンにマッチングする。それでいて肉厚に巻かれたブランクは永年のハードな使用状況においても草臥れることなく、少しブランクが柔らかくなる頃、むしろ徐々に扱い易いロッドへと変化し自分の一部になっていく。この他にCSⅡ602L/Cという竿を所有しているが、そちらも現在まで20年以上愛用している。

UFMウエダ スーパーパルサー CSⅡ46UL/B
中高生の間で昔からヨンロクという名で親しまれたロッド。車のハチロクみたいだけど、そんな渓流のエントリーロッドではないだろうか。当時の価格で12,800円は決して安くは無いけど色々なターゲットをこの竿で釣ったものだった。僕の中ではボサ川のショートキャストで釣るのに使っていた。CSⅡの中では数少ないワンピースモデルであるが実は43(ヨンサン)というモデルも存在していた。

UFMウエダ スーパーパルサー FS52 UL/B(グラス)
ウエダのグラスロッドはコストパフォーマンスは抜群である。なぜかと言えばこのクラスの竿が25年前に5000円で買えたのだから。僕にとっては渓流用というよりは野池のバス用ウルトラライトだった。大昔にチャーリーブルーワおじさんのスライダーメソッドというのが流行したのだけど、そのときにこの竿でハンドル一回転を6秒というデッドスローリトリーブをマスターしたのである。この竿が売られていた当時は信じられないだろうが、ルアーフッシングは昨今の様に細分化されておらず、ルアーという未知の可能性をありとあらゆる水辺で試していたのだ。そして渓流ではグラスワンピース(グリップ脱着式)ロッドでありバットは意外とトルキーで、テップは抜群の食い込みの良さからスピナーには最適である。

UFMウエダ スーパーパルサー FWS50 UL/C(グラス)
上記ロッドの2ピース番であるがブランクスは、まったく別物でパラボリックアクションの50UL/Cすこぶる軽い竿でありリールはカージナル3がマッチングする。軽量の2gルアーから5gくらいまではなんなくこなす竿に仕上がっている。時間をゆっくりかけて渓流を流す釣りに最適である。相手が別段大物でなく20センチのヤマメでもグラスで釣ると素直に満足できるはずだ。

USAフェンウイック フェングラスFS-64
スプーン釣りの師匠がその昔愛用していた竿である。理由あって僕の元にきている。師の話では奥只見や銀山湖でイワナを釣り、魚野川でヤマメを釣った時に使っていたということであるが繊細なテップにトルクフルなバッドで文字どうりイーグルアクションである。現在もコレクションとして保管はしているものの、何時かはこの竿でヤマメを釣りたいと願っている。ゆとりと自信が無ければ使う資格など無いのだと竿が語りかけます。

ブローニング サイラフレックス 4.6UL
アメリカのアウトドアメーカーのブローニングはその昔はロッドも製作していた。実はウェアも販売していたりするメーカーです。4.6フィートグラス。ガイドはハードガイドが3つという設定で現在も使用可能。
これも師匠からだが、僕のCSⅡ702と交換した物である。完璧なスピナーアクションで強靭なバットに入り込むテップでこの4.6というレングス。涙物である。意外とこのレングスの竿は少ないのだ。飾り巻きも綺麗だし渓流魚を掛けたときのカーブも美しいのである。トップガイドが破損した状態で僕の元に来たので新品のハードガイドに交換して復活させたもので手に掛けたなんとやらで愛着もある。

春になったらまた筑後川水系の支流の小さな里川にこのロッド達を持って出かけようと思う。
釣れても 釣れなくても 晴れても 小雨でもいい
ゆったりロッドを振って たまーにヤマメが釣れたら
それで満足なのである。

テーマ:釣り全般 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2008/12/29(月) 16:38:53|
  2. 渓流用疑似餌道具
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釣りの情報を得る前に

pink12.jpg      その昔パソコン通信だった時代から、やがてインターネットと呼ばれて市民権を得てから10年以上経つが釣りの情報収集もそういう意味では変わってきたと思う。バーチャリティ溢れる世界観で行った気分、釣った気分、見て来た気分になることも可能?なのかもしれないが。必要以上に情報が溢れているのが現状である。

また昔話であるが、数年前までいや現在でも地域ごとにその釣りのジャンルごとに地元のスペシャリスト達は存在していた。通称○○の○○さんという感じで呼ばれていたりもした。例えば、どこどこで○○の○○さんが何時に釣った。という情報は、数十人が知る頃には○○で○○センチが釣れたらしいとか、見た奴がいるらしい。というかなりアヤフヤな状態になってることもしばしばであった。口コミや雑誌や新聞が情報源だった時代から、釣り場で携帯を使って連絡しあったり、あるいはその場で写真を撮りメールしたりとリアリティある情報に変化してきたのだ。
しかし、僕が常に思うことは。

ベテランや名人と呼ばれる人たちは必ずしもインターネットのベテランではなく、釣り師つまり釣りのベテランである。
何より残念な事に、僕の知る釣りの上手な人は尽くパソコン音痴である。
ネットで情報を得ることも大切かもしれないが、情報発信する側とそれを受ける側の所在関係が有る訳であり、自分がどの位置なのか、落ち着いて正確に分析する必要があると思う。
情報を鵜呑みにするのでなく、もちろんご丁寧に場所、時間、釣り方まで紹介しているベテランさんも居ますが、釣れない人の回りくどい言い訳や、偶然大物を仕留めた素人さんの自慢話や、あげくガセネタまで存在しているので仕分けして必要な情報を得ることをお勧めする。また自分のフィールドを取り巻く釣り師の全体像を把握すると意外な事実が見えてきたりもする。そこでその中で際限なく溢れかえる情報を、有効利用できるか否かはその人の釣りに対する考え方やフィールドに対する関わり方で決まってくるものと考えている。

それと雑誌に出てくるライターやTVに出てくる芸能人釣り師(シマノとかダイワの看板背負った人)が必ずしも釣が上手いとは限らない。物書きが上手か芝居が上手なだけでエンターテイメントとして捉える程度で良いと僕は考えている。もともとテレビは好きではないので釣り番組を見ることは年に一度あるか?程度である。ちなみに雑誌も買うことも少ない。年に5~6冊程度ではないだろうか。僕の中で一般情報取得の時期はもう終わっている。
あくまでも全否定でなくテスターやライターさん達が苦労していることも理解しているつもりである。
僕も、たまに しませんか?的な話は来るけど釣りを仕事としたのは後にも先にも一度だけでその時は撮影のみで終わった。あれは完全に釣じゃなく芸能に近いと思う。カメラの前で釣るということにプロ意識が必要なのだ。僕の理念 釣りは自由である に反するので釣り業界で何処かのプロやライターになることも目差すこともしばらくないだろう。
最近は、筑後川・遠賀川鱸(シーバス)通信の筑紫次郎氏の表題である
「答えはフィールドにしか存在しない」・・・その答えを求めて鱸を釣る
というのが尽く身に染みて頭を離れないということもあるが年内あと一度釣りをしたい気分だ。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2008/12/28(日) 09:55:59|
  2. 釣の四方山話
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トラウトベイトタックル

以前スピニングタックルで鱒を釣り飽きた僕が、次のステップとして始めたのがベイトタックルによるトラウトの世界である。今では使ってる人もいるだろうけど、当時は福島県郡山のアキ・フッシングのオーナーが田子倉ダムでサクラマスを釣るアングリングの記事か新潟のマウンテンクリークハウスのオーナーが魚野川でこっそり使ってる噂を聞くか、スプーンの神様である、常見忠さんが使うくらいしかなかったのである。
amb.jpg
まずはリールから

ABU ambassadeur 2500C 1976年製
同じモデルのリールは数台所有しているのだけど赤いハイスピードステッカーにgマークのシングルハンドル。5本爪スタードラッグの初期モデルはこの1台だけである。実に30年以上の歳月が経過しているにも関わらず現役として使える真の道具である。デザイン、機能、素材、仕上げなど完成度は極めて高く現在でも 釣る ということに関してまったくストレスは感じさせない。最新リールがどの様なものなのかは知らないけれど最新国産モデルがどんなに素晴らしくても僕にはこのリールが最高なのである。 ちなみに友人のフライマンから貰った物であり、本流では16ポンドナイロンを巻き8g~15gのスプーニングに使用していた。

ABU ambassadeur 2500C 1980年製
Ambassadeur 2500Cのロゴは刻印からステッカーに変わり、クラッチも半回転で繋がるセカンドモデル。以前も本ブログで紹介したがコーデルの赤いパワーハンドルを付けた愛機である。本流よりもダム湖のミノーイングが主であり10ポンドナイロンを使い8センチ~13センチのミノーを使用していた。なぜベイトなのか?そこはテクニカルであるから釣った時が嬉しいのと、ラインスラッグを使った釣りでもトラブルが少ないのである。

ABU ambassadeur 1500C 1990年製
2500Cのメカはそのまま、スプールとフレームを小型化したのが1500Cである。黒いボディのものもあるのだが僕のは代理店エビスがオリムピックに変わった頃の復刻モデルである4本爪ドラグも今見ると新鮮でかっこよく見える。スローに釣るスプーニングには、シングルハンドルのまま使うのが拘りなのである。湖ではよりバーチカルに攻めるのでフォーリング中もバイトの取れるベイトタックルが良いのだ。尚、1500Cは3gスプーンを遠投出来るスペックは持っているリールであるが、使える人間は限られる嬉しいリールであり、基本を無視したアングラーにはトラブルを頻繁に与える。

ABU ambassadeur 5001C 1988年製
全てのアンバサダー5000番がパーミングカップのモデルに移項する中この5001Cだけは昔のままのデザインで販売終了まで売り続けた。僕の中ではサーモン用である。
敢えて左ハンドルの1:3.5のローギアモデルを使う理由はまず大型の魚にはローギアが良いという事と、僕の軽い神経障害を起こした左手には9fのサーモンロッドを支える力が無いということにすぎない。これも亡くなった友人が残してくれた形見であり大切に使用している。

ABU ambassadeur その他色々
残りはバス時代に使っていた現在では使うことのないリールであるが、何かに使える事もあるかもしれないので保管はしており、メンテナンスもしている。

続いてロッド。全て絶版モデルで復刻の兆しもない。そして自然のフィールドで使えそうな6Fモデルはおそらく今後販売されることもないだろう。もしトラウトにベイトを使うのなら、自作をお勧めする。
tb.jpg
左から

UFMウエダ スーパートラウト SPC-602W
今後泣いても笑ってもウエダがこの様な竿を世の中にデビューさせることはないだろう。40年前にスーパーパルサーをデビューさせたウエダは、その後CSⅡというカーボンモデルを発売した。80年代の後半にそのブランクを使い製作されたベイトロッドである。16tの低弾性カーボンを肉厚で細くプライしアンサンドフィニッシュで仕上げている。キャストフィールも操作性も繊細である。小型プラグや2g3gのスプーンにまで対応する。4ポンドナイロンでも安心して使込めるベイトロッドである。

ジャクソン ネイティブ NB-632L
ダム湖の鱒を釣るにおいて最高のトラウトベイロッドである。真冬のマイナスに突入する外気温の中でも冷たくならずに使う事が出来ることが嬉しい。丸いアンバサダーを装着してもローポジションになるグリップへの配慮が素晴らしい。アクションもドロっとした低弾性のカーボンでパラボリック。ミノーもスプーンもこなす傑作。これ以上の6フィートクラスは今後発売されることはないだろう。さすがは名竿モンスターブラウンを世に送り出したメーカーである。

パーマーク トラウトスーパーエディション TR-70SB
ルアーフライをする人からは馴染みの薄いアルファ株式会社から発売されていたルアーロッド。この会社は鮎や渓流用品が主である。随分前からマウンテンクリークハウスはオリジナルスプーンを販売していた。その後このアルファ社がパーマークブランドで全国で販売したのである。おそらくは商品開発、フィールドテストは魚野川では無いだろうか・・見た目は美しい竿ではないが、道具としてとても良く出来た本流対応ベイトである、操作性も高いが評価するべきは掛けた後の部分、見事なまでにバレが少ない。本流ヤマメは相当やっつけさせて頂いた。魚野川、利根川、荒川、千曲川の全ての河川の本流域で鱒を撃墜した本気ロッド。

フェンウイック リバーランナー RC-904
9.0F 4パワー フェンウイック独自の表示だが、これは僕のサーモンロッド。この日本のどこにサーモンが?と言われそうであるが、釣れる川は釣れます。5001Cと組み合わせ、18g~30gくらいまで対応する。この竿でも獲れなかったサクラもいたけど。鮭、鱒のパワーゲームには必要なタックルである。ブランクスに書かれたスチールヘッドの絵が泣かせます。

以上がトラウトベイトタックルでした。
正直言うと素直にスピニングで釣る方が遙かに釣れると僕は思います。
あくまでもやりたい人だけ踏み入れればいい世界です。
  1. 2008/12/27(土) 00:32:02|
  2. 本流用疑似餌道具
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本流攻略用ミノー

筑後川本流ミノー         本流のスプーン、リール、ロッドときてミノーを忘れていた。そもそも僕の本業はミノー屋で某スプーンの師匠に会ってからスプーンを使うようになったという噂がある。本流のミノーイングを長くやっているとミノーのメリット・デメリットが見えてくるようになる。根本的にミノーはフッキング率とバレる確立が上がる釣り方だ。なんといってもトリプルフックが2本、場合によっては3本もついているのでシングルに換算すると針の数は6本~9本ということなる。単純にシングルフックを付けたスプーンの3倍はフッキングに結び付きやすい。その反面、フッキングパワーも分散されるので感覚的な話であるが5本に1~2本はバラしてしまう運命になる。その部分をよく理解した上で使うべきであろう。ミノーとスプーンの決定的な違いはまず素材による比重の違いとリアルさになるのでないだろうか。サーフェイスのフローティングシャローランナーからボトムのシンキングディープまでリップや比重によりレンジ、流速に合わせたものをチョイスする必要がミノーにはあるので、より深く広くその一つ一つを使い切る必要が出てくる。
さて、実際に使った僕のセレクトは?

表層系ミノー
ザウルス・ブラウニー90mm~130mm、タックルハウス・ツインクル104mm~123mm、スミス・サラナ95mmアイマ・コモモ125mmなどをメインに使用する。ブラウニーから順に流速に合わせてコモモまで使い分ける。フローティングを中心に表層20センチ~50センチのレンジで釣るのでサイトフッシングなり追うけど食わないサクラや大ヤマメを沢山見ることになるだろう。まだ朝方の光量の少ない時間帯や夕マズメはそのレンジでギラーンと反転される光景をよく目にしたものだった。ボトムから引きずり出すので大きめで細身のミノーがよいと僕は感じている。

中層系ミノー
ザウルス・レックスミディアムディープ90mmバスディ・シュガーミノー95~80mmスミス・パニッシュ85バスディ・ショートビルミノー85mm75mmなどがあげられる。最も多用するレンジなので各種使い分ける必要がある。トレースコースと食わせの 間 と揺ぎ無いトゥイッチングが勝敗を分けるであろう。このレンジは、日光の差し込むギリギリのラインでシルエットをサクラに見せつけ誘う釣り方。泳層よりもちょい上を狙うのが基本と考えている。

ここまでがリトリーブ主体で流れを横切らせる釣り方で使うミノーである。
そしてここからがドリフトするミノー。

表層ドリフト系ミノー
タックルハウス・ネクトンS90mm 同シーバスカレッジ75mm 同ブルーオーシャンS75mm
ここはリトリーブでワイドウォブリングするタックルハウスの独壇場である。暴れるミノーをテンションを抜いて抑えつつ弛んだラインで下流に引っ張りながら流して行く。6月以降水温が15度を超えるとこの釣り方が有効になる。瀬の中で定位している魚に直撃させる釣り方。僕の原点でもある。

中層ドリフト系ミノー
DUO・タイドミノーCD75~90mm ザウルス・レックスシンキング70mmなどがこのジャンルのミノーである。数少ないカテゴリーだが最近は種類も増えた様子である。そんなことしないでスプーンで釣ればいいじゃん?的な地味な釣り方だが最も爆発力を秘めた釣り方。

ボトム系ミノー
バスディ・シュガーディープ70~90mmスミス・DDパニッシュ85mmザウルス・レックスディープ90mmに代表されるラインだが僕はここはあまりやらない。早期の水量の多い時期はミノーよりもスプーンを選ぶ。スローテンポな釣りにはミノーは向かないと考えているからである。それよりもスプーンのドリフトのほうが遙かに精密な釣りになる。

以上であるが最近のルアーを知らないのでご了承いただきたい。そして新しく買うようなこともないであろう。なぜならば、僕は釣師一生分のサクラマスルアーはストックしてあるからだ。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2008/12/25(木) 02:07:36|
  2. 小魚型疑似餌針
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本流タックル

本流用リール         僕が魅惑のフィールド本流で使用したリール達である。
左奥から
ABUカージナルC4 1985年製
いわゆるアウトスプールになったカージナル4である。亡くなった友人の形見でもあるが本流のサクラマスやヤマメニジマスはこのリールで釣り始めた。大型のサーモンにラインを引きちぎられたりベールスプリングが折れたりとトラブルも多かったけど頑丈で剛性の高いボディは旧カージナルの血を引き継いでいる。残念ながらスウェーデン製ではなく日本製であることは有名である。この他に3や5や4Xというモデルも存在した。ベールスプリングは現在でも入手可能であり、ウィークポイントはクリアできるのでまだ現役可能?かもしれない。

ダイワトーナメントZ2500sia 1997年製
次世代のスピニングリールとして当時発売された、ABSアンチバックラッシュシステムとツイストバスターを装着しライントラブルは飛躍的に少なくなった。10年間酷使しメインギアは3回交換している。ドラグ性能も申し分なしで巻きも軽いが、2キロ以上の魚では剛性に不安がよぎる。ハンドルノブ本来シボ加工で滑り止めになっているが僕のはツルツルに磨り減っている。何魚種、何匹の魚を水揚げしたのか覚えていないが、ついこの間まで現役の一軍だった。

ダイワトーナメントX2500i 1995?
トーナメントEXシリーズの次のモデルなのでこれもかなり古いがおそらくは1995年頃のモデルだと思われる。ロングスプールタイプのスピニングでアルミボディあることが当時としては最新であった。iというのはインフィニットストッパーの事でストッパーがどの回転位置からでも作動するようになっているが実は釣ることにあまり関係ない。当時としては7フィートクラスの竿に装着して新潟県魚野川に通っていた。本流の大イワナを求めドリフト釣法を始めた頃のリールである。

ダイワトーナメントX3000i 1995?
隣の2500iとまったく同じモデルである90年代後半サクラマスはコイツをメインに使用していた。交換用スプールが1万円以上もして驚いたけど7.5フィートクラスの竿とのマッチングは良く剛性、回転、ドラグは申し分ない。春はサクラ 夏は本流 秋からはシーバスと活躍していた。バリバスゲーム10ポンドをよく使用していので未だに巻いてある。

手前左から

シマノステラC3000 2005年製
福岡に移り住んでから購入したリールなので鱒には使用していないが、シーバスでPEラインを使うとトラブルが多くナイロン用に降格、腐食にも弱い様子なので本流用にするつもりだ。高価な割には直ぐに回転ガタが気になるようになる。元々が大変スムーズでノイズレスな為少しのノイズでも気になってしまう。精密機械としては100点なのだが釣り道具としてはもう少しルーズに作っても良いのでは?と思うのだがそんなこと言うなら廉価版を買えと言われそうである。

ダイワトーナメントX3000sia 1997年製
奥の2500siaと同じ年代だがグレード的には一つ下でサクラマスと干潟のシーバスに使用していたリールである。重いと言われるがメインギアはひとまわり大きいので頑丈である。先に言った2キロ以上の魚なら迷わずコレを選ぶ。ついこの間まで現役で筑後川大堰下流域のシーバスにも使用していた。もういい加減10年選手なのでそろそろ引退かもしれない。九頭竜や赤川や三面川のサクラマス遠征にメインで使用していた思い入れの深い一台。

ダイワセルテート2500Rカスタム 2004年製
先のトーナメントZ2500の後継として導入した。発売開始5ヶ月前に予約してようやく手に入れた。なぜそこまでして?と思われるかもしれないが僕の理想のリールだからである。メインギアは3000番、スプールは2500番という設定が僕の酷使する使用条件にマッチングするからである。ハイパーカスタムというモデルが現在はあるのでそちらも何れは導入したいと考えているが、予想どうりこのリールフィーリングは購入当時とあまり変わっていない。ギアのスムーズさと滑らかさは素晴らしいものである。本流ではPEライン使用時に投入される予定である。
 
ザウルス82MH&82H
続いてはロッドに。

ザウルス トラウティンボロン ユーイーフェクツ 82H&82MH
そもそもウエダ派の僕がザウルスの竿を使うのにも訳がある。ちなみに82Hに関しては2本目である。以前にお話した、平成6年のザ・本流というフッシングの別冊で紹介されたサクラマスのプラッギング。そこで紹介されたのがこの2本である。ブラウニーとtyREXというミノーの為の竿のように広告には書かれていたけど、実際はサクラマスを釣る上で大切な基本をしっかり抑えた竿である。

まずブレの少ないブランクであること。
初期フッキングを長持ちさせる伸度のあるテップ。
反転バイトの衝撃を和らげるミドルセクション。
瀬に入られてもリフトする余力を残す強靭なボロンのバット部。
その相反する性格を綺麗なベントカーブで繋げること。
リールシートが丈夫でずれ難いこと。
ジョイントが精密に作られていること。
など

ロッドに求められる要求は高いものになる。なぜならばチャンスは年に一度。数十年に一度しかおとづれないのである。その魚を逃さない為にも妥協は許されない。パターン化すれば数も釣れるけど。
一尾一尾の価値としての重さが異なるのである。
たとえ一尾でも逃したくない。それが拘る理由なのかもしれない。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2008/12/24(水) 01:40:41|
  2. 本流用疑似餌道具
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筑後川本流ヤマメ計画

筑後川本流用来年の春に計画をしている本流ヤマメ・サクラマス開拓だが準備だけは着々と進めている。まず使い慣れたスプーンを紹介します。あくまでも水量の少ない川を想定してのセレクトですのであしからず。

左から
アングラーズリパブリックのカレン55
薄型幅広で浮き上がりはやや弱め本流では流れを横切らせる釣り方に適している。フックは変更予定。各サイズあるが本流では55が一番使い易い。渓流域なら45がお勧め。メゾンの飯田さんの血を受け継ぐこのモデルはある意味ミノー的である。

ティムコのライトニングウォブラー改(旧ブランク)7g(アングルのアワビシート&ウレタンコート)
スプーンのアクションにシャープさを求めるとコレになる。浮き上がりはやや弱めで中層の釣には適
している。10gや14gの愛用者が利根川では多いけどこの7gも夏場のサクラには有効なのである。
水量の少ない筑後川なのであえてローウォーター用の7gで挑む。
※ローウォーターとは雪解け水が流れ去った後の渇水期を意味します。

タックルハウスのツインクルスプーン9g
云わずと知れた実績のスプーン。コイツで仕留めたサクラやレインボーの数は多い。緩やかなアクションと浮き上がりをかなり抑えた設計。使い易さや仕上げの美しさと作りこみは一番気に入っている。コイツの13g18gはサクラマススペシャルとなる。これも本来はローウォーター用

ダイワのチヌーク改(旧ブランク)10g(モーリスのアワビシート&ウレタンコート)
現行モデルは浮き易く使いにくいが旧タイプは別、同スプーン14gと同じレンジトレースが可能。魚が沈んだ日にボトムから叩き出してくれる。安い、釣れる、飛ぶの全てを満たしている良いスプーンであり定番中の定番だが、2000年あたりのマイナーチェンジでブランクそのものが変わってしまった。決して現行モデルが釣れないわけではないが、使い方が違うものになるということである。フックはリトリーブ用はシングル、ドリフト用はダブルでグランの丸セイゴ18号を装着。釣師一生分のブランクを東北地方で購入してある。

ティファのブリリアント7g
その昔ティファにはトラウトブランドのチライというのが存在していた。その代表格のルアーがブリリアント2gから21gまで幅広いラインナップと仕上げのわりにリーズナブルなので僕の使用頻度は意外と高い。本来サクラマス用であればブリリアントDEEPという深場用が適しているのだろうけどそれは東北の豪雪地帯本流での話。太平洋側の降雪が少ない河川では10g14gがベストではないだろうか。そして筑後川ではあえての7gを選択した。浮き上がりは強めであるのでリフト&フォールしながらのドリフトに適している。

タックルハウスのタックルスプーン7g
ある意味流れの揺るやかな深い淵は越夏をする鱒の一級ポイントである。タックルスプーンは本来止水用であり沈みが良くスローリトリーブに適している。そこであえて本流で使うのは本流と云えど流れの弱いエリアは存在している。伏流水とはそういった場所に湧いているのである。7月、梅雨明けの頃は間違いなくそこに居るのである。瀬を狙ったところで20センチ~尺クラスが先に掛かってしまう。
トロ場の、あるいは深瀬のボトムをスローで狙うにはコレ。(ニゴイやハヤも瀬に出ています)

さて、使うルアーが決まれば次はタックル。7g~12gのスプーンを使うとして、大きくてもサクラマス50センチ2キロ未満。アベレージは40センチ平均1キロ個体とする。ラインは8LBあればまずナイロンで問題ない。飛距離もあまり必要としないのでPEは必要ないと判断する。ロットが7.5fクラスになるとしてリールはダイワ2500番もしくはシマノ3000番を予定。メインはこれでOKなのであるが外道も知らないといけない。川には様々な魚種があるので想定外の魚とのやり取りも考える必要があるのだ。例えば鯉が多いとか草魚が居るとか。自分の狙う魚種だけを見て判断するのはある意味詰めが甘い。
サクラ用ベイトロッド7FにABU2500Cナイロン16ポンドが上記内容で魚にやられたときは出動するだろう。次回はタックルを準備にかかります。

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  1. 2008/12/23(火) 10:49:10|
  2. 匙型疑似餌針
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ABUキラーとバルサミノーマグナム

Abu キラー
画像はABUキラーである。僅か6歳の僕が買ったミノーは偶然にもABUスウェーデン製の舶来品。
5歳の時、釣りを勝手に始めた僕は、(父親は釣りをしない)母親の実家にあった釣り雑誌(たぶんフィッシング)を見てルアーの存在を知ってしまう。そんなもので魚が釣れるの?というのは誰でも思うだろうけど、ルアーというモノに惹かれてしまった訳は 大人の道具 っぽいからに他ならない。
子供の釣り道具はウキに針に竹の延竿というのが定番だった。リールというメカに、短いガングリップの竿、綺麗で様々な色の疑似餌。魚を釣る前に僕がルアーに釣られてしまった。
そして駄々を捏ねて釣具屋まで母親に送ってもらい、釣り具を購入してしまうのである。
買ったルアーにABU Svängstaと台紙に書かれていたか?といえば記憶に無いのだが、子供心に大人のモノを買った満足感はタップリだった。
大半の釣りをする子供は親の影響だと云うが、僕の場合は逆に親が釣りをしないからこそ、釣りに行きたい気持ちが今で云うモチベーションになり、それが行きたいから行く釣りたいから釣る。という極めて自発的な信念を見出したのあろう。他にこんなルアーも買った。
ダイワバルサミノーマグナム
ダイワバルサミノーマグナム。その他にオリムピックのスピンキャストリールと、ルアーロッドでスピンキャスト用のべナベナの安物に蛍光ライン、スピナーやスプーンなど貯めたお年玉とお小遣いで一万円ちょっとの買い物をしたはずである。当時の道具は実は残っていない。画像のルアーは長年の縁で再び僕の元へ帰ってきたのだ。オークションとか中古釣具屋で買ったのでなく、知人達に頂いた物である。ふと思うとスリムな樹脂ミノーとファットなバルサミノー・・・・今でもそんな感じでローテーションしていないか?子供ながらナイスな選択をしている。と我ながら関心してしまった。

10年ほど前だろうか・・これらを買った釣具屋に20年ぶり行ったときの事である。
釣具屋のおばちゃんはおばあさん?になっていたけど昔の雰囲気のままだった。僕の顔をみておばちゃんは話しかけてきた「あれ?もしかして??せんにおかあさんとよく来てたよね?10年くらい前に・・・」
(せんにとはこの地方の方言で以前という意味です)
「そうです、よく来てました」と僕は答えた。
おばちゃんは笑顔で「随分大きくなって・・・えーたまげた~」
あのぉ~とっくに10年以上経過してもう20年は経ってるんですけど(汗)
年を取ると時間の流れが変わるのだろうか・・・・・・・・
実はこのおばちゃんに当時は子供の僕にABUやダイワ・オリムなどのカタログを何冊も頂いた記憶がある。まさかバレるとは思わなかった。
次回実家に帰った時は子供を連れて行こうと思う。ABUのルアーを買いに。(もう売ってないだろ!)

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  1. 2008/12/23(火) 08:52:14|
  2. 温故知新
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タックルハウスK-TEN

K-TEN115F.jpgたった一度シイラ釣行でやられて傷だらけのイワシカラーのK-TEN115mm
オフショアで初めて使ったプラグなので大切にしている。
k-ten.jpg
度重なる釣行により傷が付き少し草臥れた僕のタックルハウスのK-TENブルーオーシャンシリーズ。大半ロストしてしまったけど今でも各サイズ、種類ごとに少し残っている。
そもそもK-TEN=重心移動システムであり、始めはウッドモデルでフレッシュウォーター用だったと記憶している。ツインクルサァーファーという海モデルのツインクルがあって、後にフレッシュウォーター用のツインクルもツインクルⅡに変わって、そんな時代に生まれたのがK-TENシステム。
僕が初めて使ったのは95年からで、それまでは高額なルアーだったからトラウト遠征貧乏な僕には使えないルアーだった。そしてトラウトも当時はミノーよりスプーンがメインだった。
このK-TENブルーオーシャンを初めて投げた時の感動は今でも覚えている。ロッドを振りかぶるとカチッとウエイトが切り離される音。闇夜を切り裂いてミノーがグングン飛んでいく。これからはコレが主力になる・・そう感じずにはいられなかった。
ロングA                  歴戦のツワモノ。ボーマーロングAである、K-TENを使うまでシーバスの主力だった。カドミュウムフックが涙モノです。(昔のソルト用ルアーはみんなこの様なフックを身にまとっていたのだ)
ツインクルサーファー
嘗てのタックルハウスのソルト代表。ツインクルサーファー様、今では永久保管用のこの一本のみに。
k-TEN OLD                  左手前から、ツインクルⅡ、K-TEN赤金とオイカワ。全てフレッシュフォーター用

今の時代では重心移動が当たり前で固定重心のルアーが少なくなってきたけど、このルアーを開発した二ノ宮さんは間違いなく努力家であり、天才ではないと僕は思う。
あのポイントにこのミノーが届けば・・・・と試行錯誤して出来たハズだ。情熱のこもったルアーはやがて様々なアングラーに愛され、何年も語り継がれる。
タックルハウスというメーカーはジャパニーズラパラだと僕は思っている。
故ラウリじいさんがラパラフローティングに注いだ情熱とK-TENにこめられた情熱は似ている。     

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  1. 2008/12/19(金) 23:36:22|
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TDバイブレーション

サクラマス・本流ヤマメ関係のネタも少々飽きてきたのでここでプラグのあれこれというテーマに変更させて頂くとして。第一回はタイドミノー。そして第二回はバイブレーションの王様、天下のダイワTDバイブレーションSというサイレントのモデル。A-3タイリクバラタナゴカラー(廃盤)というのが嘗ての東京湾の定番カラーであった。そしてホットタイガーというカラーこのカラーでシーバスを釣るとシルバーの魚体とミスマッチ具合が最高に疑似餌していてカッコイイのである。T.DとはチームダイワというバスブランドでT.Dミノーなんかもそれにあたる。
TD.jpg
そもそもこのルアーとの出会いは東京湾シーバスガイドのスズヤさんに行き始めてからでシーバス船には当たりルアーというのがあってその一つがコレだった。手持ちが無かった僕は友人にコレを渡されてとにかくコレで釣れよ。と言われ半信半疑で使ってみたけどその時は釣れなかった。
それから半年後の釣行で東京灯標という東京港の入り口にある灯台の橋脚で釣ったのが始まりではないだろうか。強度が少し弱いけど、よく釣れ安定していた。橋脚の奥に打ち込んでフォール・・カウント15秒で約10M前後まで沈め一気に巻き上げる使い方としてはバーチカルだけど、一匹釣れるとタナが上がるので着水直後のリトリーブでも全然釣れる。僕が使うバイブレーションで信頼がおけるルアーであるし、バス釣りの世界でも人気がある様である。キモはリフト&フォールでのふらつき感とはっきりとした波動ではないだろうか・・シーバスやバス意外にもイナダやサワラなどの青物にも効果があった。やがて僕の東京湾におけるシーバス釣はおかっぱりのランガンスタイルになっていくのだけど、その時も初めてのポイントでサーチするルアーとしてはコイツの出番は多かった。
TDVIB2.jpg画像は東京湾は若洲海浜公園の人工磯でのシーバスである。メジャーなスレの入ったポイントでもデイゲームはコイツで十分勝負になった。当時は高所抜き上げ仕様のハードタックルだったので写真の60センチクラスまでゴボウ抜きをしていた為にシーバスの口が裂けている、今見ると残酷な感じもするけど釣とはそうした一面も持つのでそれは避けられないことである。
ちなみに筑後川での最初のシーバスもこのT.Dバイブでした。そして今でも尚、毎年T.Dバイブは仕事をしてくれている。そしてこれからも使い続けることだろう。

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  1. 2008/12/18(木) 00:14:31|
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DUO タイドミノー90

僕の使うシンキングミノーの中でラパラCDの次に使用頻度の高いルアーがこのDUOタイドミノー90CDである。タイドミノー90                    理由は色々あるのだけど、僕は根本的に暴れるルアーが好きであり、ワイドウォブリング系の動きをドリフトで殺して流して釣る釣り方をするので流れに強いタイトローリング系のミノーの必要性をあまり感じていない。
ただしワイドの場合その比重とのバランスがモノを言うのである。あまり軽すぎるとレンジに入らないので釣り難いからだ。このDUOというメーカーなのだが当初はバスルアーのメーカーなのね?と認識していた。
まあなんとなく初めはアイの雰囲気が気に入って購入したのであるがそれが90CD鰯カラーだった。
それも8年ほど前ではないだろうか・・・確か大田区にあるバスメイト関係の方で(シーバス船)ガイド船をしていた方と僕の仲間が知人関係にあり11月の初め乗船した時である。場所は城南島という羽田空港の近くの埋立地、ポイントは城南島海浜公園の人工浜のサーフのサイドに位置するゴロタ石のシャローである。沖から岸に向ってキャストし少々リップで底を当てながらファーストリトリーブ。ゴロタシャローを抜けたところで細かくシェイク&カーブフォール。これで60センチクラスのシーバスが5連発した。同船した友人も目が点というか、僕ばかり釣れていたので少し感情的になっていた。
ガイドの○△さんにどうやって釣ってるの?と聞かれ「かくかくしかじかで・・」と伝えると「マニアックな釣り方ねぇーー」と感心されてしまった。実はボートシーバス3回目なんですとは言えなかった(笑)
その時、僕の中ではこのルアーはかなりヤバイぞと予感していた。
tideminnow90.jpg           
ここでまた解説に戻りますが、タイドミノー90㎜は同一ボディで実は数種類あります。左から90CD確か16g、最近復刻したものが90Sという名前にウエイトは忘れてます。タングステンウエイトで重心移動になり進化したのでしょうが、昔の90F(フローティング)のボディでは?と疑ってしまいます。CDはカウントダウンでSはシンキングってことですが、これも時代の流れなのでしょう・・カウントダウン釣法も今は死言?なので時代はタングステンでシンキングのSになっています。ドリフトには不向きです。理由はウエイトが固定されるまでの僅かなラグがレーンのズレを生むので。右から2番目のレッドヘッドのが90Fフローティングです。そして一番右が90SSRスーパーシャローランナーという格好のいい名前ですが河川のザラ瀬くらいしか使い道を知りません。
メーカー開発担当者が見たら泣くでしょうか?タイドミノー90CDの意外な使い方もあります。(ちなみに僕の場合こちらがメイン)実に僕は何度もこれで釣っています。そう、サクラマスに効果的です。
エピソードに戻りまして。
シーバスでの釣果は確認した翌年の三月初め、北陸は九頭竜川に向い埼玉を出て長野から大雪。北陸道はずうーっとチェーン規制だった。当時乗っていたランクルはそれでも80キロの巡航スピードのまま大雪を乗り越えて福井に到着。反対車線では5箇所でスピンによる事故を目撃した。
AM5:00夜も空けきらぬ早朝の河原、真っ白に雪。というか大雪。
ウールの靴下に5mmのネオプレーンウェーダーを履き準備にかかる、ラインは信頼のバリバス10ポンドにシュガーディープ90赤金、ロッドはこの日の為に準備したウエダのスティンガーディープ82(当時は最新モデルの初回ロット分を予約して3ヶ月待ちで前年秋に購入)タックルはバッチリでポイントに入水、北陸道下流のポイントで水中に中州状のシャローがあり対岸にはテトラ帯、中州とテトラの間は水深2m~3.5mほどだろうか・・ところどころ崩れた三角テトラがあり深々と黒々と重く鉛の様に流れていた。この時水温は4℃腰まで瀬に浸かり上からは大粒の湿った雪。その黒々とした深瀬にサクラマスが居ると信じてキャストを繰り返した。2キャストワンステップ。一歩下り二回投げる。投げては下り投げてはまた下る。
九頭竜川3月
然るべき場所にきたんだな。。と考えながら釣り下るが、強風と雪でキャストが決まらずストレスも多いので秘密BOXを開く、そこにはマールアミーゴとか、アスリートシンキングとかブルーオーシャンとかのシーバス用ルアーをこっそり入れてあった。その中で入れていたひとつのルアーに気が止まった。
そう、タイドミノー90CDである。しかもホログラムのイワシカラー。
この時の僕に迷いはあまりかった目の前のポイントに、この強風でテトラのポケットに入れるにはサクラマス用のルアーでは駄目なんだ。
チェンジして一投目、いい感じで入るね・・二投目・・・三投目・・・その先の崩れたテトラが気になっていた。だいたい崩れている前は深くなっていて釣れることが多い。そしてその場所にキャストは決まった。見事にテトラの奥に着水した。ラインスラッグを回収しルアーヘッドを下流へ向けたまま3mほどドリフトし、崩れテトラの前でテンションを掛けてターン&上にリフトした。斜め45度の角度で上に向かいながら流芯に差し掛かった瞬間、ドンッ!!とスティンガーのバットまで衝撃が走った。
全て流れが予想どうりで本音を言えば怖かった。釣れる前に釣れる気がしていた。
九頭竜川サクラマス            長年釣りと関わってきたけれど、これほど鮮明に記憶している日は他には無い。そんなところで僕のタイドミノーは特別なルアーなのである。

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  1. 2008/12/16(火) 16:00:50|
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通用しない釣り

イダ          さて今期の本流調査第1回のテーマはスモルト探しであったのだが、招かれざるゲストはイダ様であった。水温が下がるこの時期に活発にイダ(ウグイ)が活発に動くとは予想外であった。イダ様は25センチ~35センチほどで極めて大型(この川では中型)だった。僕の故郷の北関東では寒バヤ釣りという冬の風物詩がある。すなわち、冬の釣りモノなのである。
今回のタックルなどを軽く説明すると、ロッドはテンリュウのエリアス7.0ft、ラインは3ポンドを2000番のステラに巻いて装着。3gのスプーンにアワビシートをおごり、ライズをめがけて数投でキャッチしたのは、イダ、イダ、イダと10連発。北関東の本流で12月であれば、スモルトの釣れる確立は高いはずなのであるが。まあそこは今までの釣りでは通用しないということであろう。
(この時期の鮭・ますの採取は漁業規則・県条例に反するのでオールリリースが前提、条例では10月1日~2月末日まで採取を禁止している。)
しかし実際に全国レベルで見ると北陸の○○県では鮭・鱒解禁になる数年前から地元の人は釣っていたし、実際、渓流域でない平野部の下流域でルアー釣りをしていてもブラックバスを狙ってる人との区別は漁協員や監視員でもつかないだろう。以前は鑑札を購入して釣りをしていたが、下流域での遊魚にお金を支払う意味が最近は見えないので、考えていない漁協に対しては支払いたくない。皆様がどうするのか?そのあたりはあくまでも個人の責任なので僕はどうこう言うつもりはまったくない。ちなみに僕は調査目的と称して個人の責任で釣らせて頂きます。まあイダを釣ってるうちに外道でスモルトが掛かれば調査目的は果たせるということです。そして河川は国の管理であるので、ここは俺の家の土地だとかぬかす、近所のおじさんの土地ではありません。じゃあその魚類を国は管理してるの?まあ利水、治水は管理してるでしょうが、所詮そこは自然ですので誰?の持ち物ではないということです。まあ色々と問題がありますが我々釣り師は釣り場というフィールドを通じてそこらの役人や時には漁師よりフィールドを見ています。ということで、話はそれましたがスモルト発見を目標に今後も寒さに負けずルアーを投げ続けます。

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  1. 2008/12/11(木) 00:16:39|
  2. 本流櫻鱒疑似餌釣
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有明海で発見されたスモルト

最近色々と過去の文献、ネット上の情報で調べてみたところ、有明海に流入する河川のサクラマスが存在する可能性が濃厚になってきた。1969年の資料であるが魚類学会での信用度の高い情報によると、その昔、矢部川沖、鹿島沖でそれぞれスモルト個体(銀化ヤマベ)が捕獲されたようだ。
昭和26年12月に矢部川河口沖、昭和37年に3月に鹿島沖とある。
学名O.masouのスモルトとあるので、サクラマスの幼魚であることは間違いない。
まあ現在のように河口堰や源流部のダムや干潟の干拓は進んではいなかったのであろうが、潮位差5mの有明海にサクラマスがそんなに遠い昔ではない50年前には存在していたということである。
現在、僕の思惑の中でサクラマス釣りという構造物の基礎も骨組みも完成しつつある。
あとは裏付け、検証、実釣による調査は残っているものの、今までの居ないのではないか?から居るかもしれないに変わってきた。
そしてさらに注目すべき点は、この当時の有明海で11月~3月までの平均水温6℃~12℃とある。
夏場には25℃を超えるとあるが、夏場はもちろん海で生活は不可能であろう。行動はサツキマスと同じ関東の東京湾流入河川のサクラマス(冬~早春に海に落ちて初夏に遡上するタイプで平均的には40センチ前後)に近いタイプと思われる。ちなみにシーバスが河川に侵入する目安は流入河川の水温が13℃以上、サクラマスは9℃以上と僕の中で決めている。時期的にはシーバスがまだ本格化していない2月~3月に遡上が開始され、水温が16度を超える5月、そのピークを迎えるのではないか?と推測している。春先のシーバスアングラーのルアーを避けて中流部に出没するとすれば、4月の初めの大潮あたりが濃厚である。
サクラマス釣りと言う構造物の全体像はまだはっきりとは見えていないが確実に完成に近づくことだろう。

※この内容に関する文献はリンクに貼ってありますので興味のある方はどうぞ。

表層のサクラマス

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  1. 2008/12/07(日) 05:45:27|
  2. 本流櫻鱒疑似餌釣
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利根川サクラマス

利根川のサクラマス。美しく、強かで、気難しい、気まぐれの憧れた魚たち。
僕なりの出逢いと、視点でこの魚の話をさせて頂くが、まず、今回は釣り人である僕の個人的な見解であり、総じて決め付けるものでは無いとご理解頂きたい。そして、釣れない魚と日々向き合う方々に「サクラマス釣りを楽しむ」そんな世界がある事を知って欲しいと願います。

僕を育てた大河、利根川。
関東平野の真中に、のどかな田園風景の中でその本流は太く豊かな水を湛え、ゆったりと静かに流れていた。
僕はその土地に生まれ育ち釣りを覚え、やがてその地を離れた。

昔、ある釣具店のご隠居である大先輩が話していた。
「あの川に堰が出来た年は大きい鱒が釣れたもんだがその後数年で姿はとんと見なくなったねぇ」

僕の祖父も話していた
「銀色の鱒がこの川にいるんだ、あれはフナや鯉なんて魚じゃない。」
1970~1980年代初めまではそんな程度の情報しか無かった。

僕に釣りを教えた叔父が言った。
「親父の言ってる鱒を俺も見た、あの速く太い流れで鰭も動かさずに止まってヒゲナガをゆっくりと堂々と咥えたんだよ。その辺の魚とは違うんだ」

幼少期にそんな事を言われたもんだから、大河には大きな鱒いるという神秘的な伝説が僕の記憶に焼きついた。
やがて時が流れて、平成という時代がこの釣りのブームを起こしたのであるが、昔からサクラマスを釣る者においてはブームだから釣るのでなく「神秘だから釣ってみたい」「この眼で見てみたい」という衝動に突き動かされるように川に立ち竿を振ると言うのがあると思う。

少なくとも謎の多い降海したヤマメの祖先に僕等アングラーは虜になっていたのだろう。
そして僕の本流の鱒釣りがスタートした。

何でも釣る僕の釣りにおいて仮に本業があるとすれば、このサクラマスという魚であろう。
つまり僕が釣ってる気持ちは自慢したいとかテクニックとか興味本位ではなく、その神秘に向き合いたいのだ。

当初は地元の人間でしかも相当限られた人しかここでの釣りをしていなかったが、後にNETや雑誌で紹介される度に一人、また一人とサクラマスを求めて通う人間が増え始めた。人が増えればそれだけ実績も増え、私も釣れた、なら私も釣れると 人が人を呼び、誰もが知るメジャーな河川となった。

一般的な情報になる以前は釣場にアングラーの姿を見かけない日というのもあったので自由に釣る事も出来たのだが、そんな状況は長く続く事は無かった。

ある時期、群馬の有名な釣りクラブの大将がそれらを雑誌に利根鱒と書き売り込んだ。
やがてこのブームは僕達の鱒に利根鱒という川の名前を付け、誰もがそう呼んだ。

利根川のサクラマス・利根鱒と言ってもその個体差は多様であり、一概に○○鱒と呼ぶには難しいと思う。
分類をすればヤマメかサクラマスか鱒だろうが、その前に僕等の大先輩達(木製の和船に乗る川の漁師達は)総称で鱒(川マス)と呼んでいた。嘗てはどこの川にもニジマスを放流していた時代もあり、ニジマスとは違うマスがいるというのは良く聞かされた。

実際に釣をしてみるとわかる事だが利根川のサクラマスは何時でも釣れる魚では無いから、通えど釣れず苦労する人もいるし、運良く初回釣行でヒットしてあっさりキャッチする人もいる。その差はなんだろう?と悩む前に釣れる日、釣れる地合、掛けた魚を逃さない為に通う努力をするべきだと僕は考える。

何処の河川でも地元の名手、名人という者が存在すると思う。まずはそんな良いお手本と出逢う事がキャッチへの近道ではないかと思う。

毎年、毎シーズン、コンスタントに釣果を重ねる名手になりたい。

この利根川にもそんな人達の存在はある。まずは、偶然釣れた人ではなく、狙って釣った人から学ぶべきであると思う。多くの方がサクラマスとの出会いに喜べる反面、また多くの方が失望に肩を落としこの釣り場を後にする。
僕も数年は、悔しいシーズンを重ねた。諦め切れず幾度も通い、夏になり、秋になり、冬になり、また春になり。
多くの仲間と多くの鱒達に出逢い、そして学びやがてこの釣を「楽しむ事」が出来る様になった。

利根川のサクラマスとは何か?
それは、太平洋型サクラマスであり、日本海側から比べるとやや小型が多いという特徴が有るのだが、それは海水温の差だとか色々言われている。更に河川残留型のスモルト個体が成長したもの、短期降海で回帰したものなど実に多様であると推測される。すなわちヤマメとサクラマスに明確な種としての違いは無く、多様性に満ちており棲み分けや分布は極めて複雑であると考えている。つまり、30センチの降海した個体もあれば、50センチの海を知らない河川残留型がいたりもするわけである。

色々な意見がありますが、その地方やその年の降雪量というのがサクラマスの幼魚には大切だと僕は考えている。
幼魚は雪代で沢を降りて、スモルトになり海を目差し雪解けの頃再び成魚は海から生まれた沢を目差す。
つまり、雪の多い地域のサクラは多いのである。

利根川で釣をする者ならば、太平洋沿岸で白鮭の南限である利根川に棲むサクラマスはどういうものなのか?
貴方なりのその答えを探して欲しいと願う。

北の地方、ロシアや北海道では川が氷結する。
その川のヤマメは全て海に降りると言われている。

逆に南では、台湾の高山にはサラマオマス(台湾鱒)というヤマメの仲間が居る。

嘗て世界が氷河期だったころに全てのヤマメは降海していたことだろう。
内陸に残留した個体の末裔がヤマメやアマゴになったと推測できる。

サンプルは決して多くある訳ではないが、目線を変えてこの魚を見て欲しい。


さて、今回は利根川産サクラマスいわゆる利根鱒に焦点を合わせて個体差を見てみたいと思う。
利根鱒               利根川にいるから利根鱒。個人的価値観で言えば利根鱒という呼び方は好きではない。
利根鱒平均個体            上の魚とは違うけど群は一緒か?50センチ前後が平均個体である。体形的にも太くもなく細くも無く流線型。
利根鱒淡水タイプⅡ            上の画像は小型のタイプで本流ヤマメの性格。鮎や虫を盛んに捕食する、僕は河川残留型スモルトと分類している。でも少し胸鰭が黄色いから本当は擬似銀化ヤマメです。サクラマスのはっきりとした遡上の動きとはまた別で、外洋に出ずに東京湾でリターンするので東海以南のサツキマスに近い性格である。尚このタイプの遡上はダラダラと梅雨明けまで続き、越夏したあと10月になるとまたどこからか出没し再び上流目差し川を上り出す。仮説としては秋遡上の存在を否定する事は出来ない。そして現在、僕が追いかけている九州に存在する鱒は概ねこのタイプでは?と推測している。
利根鱒淡水タイプ             個体としては大きいけど、僕はコイツが海まで落ちたとは思えない。通常のサクラであれば尾鰭の下側が削れるくらい海からこのエリアまでの道程は長いのだ。分類的には本流の擬似銀化タイプ、尾鰭の透明度が曖昧である。そして側線近くまで背中の色が強いつまり銀化がいまいち。激しくローリングしても鱗も剥がれることは無い。
利根鱒フレッシュラン            海まで行ったものが一気に遡上するのであればこうあるべき。つまり利根サクラマスのあるべき姿。4月に突然姿を見せたフレッシュラン。
20081203000959_convert_20100614011745.jpg
然るべき場所でちゃんと釣ればシーズンに一度や二度ははこんなこともあるのだ。
サクラマスが群で居ることの証。
午後のサクラマス    
最も遅い時間は深夜11:45分 色々なカラーやルアーで釣れる。
ルアーのヒットカラーやヒットタイムに固定観念は不要。

サクラマスを追うアングラーに伝えたい。
その日、もし釣れなくても悩むことはないということを。
この魚は居れば釣れる可能性があるのだ。

もちろん居ても釣れない状況もある。
釣れないことは恥ずかしいことでもない。
釣れることが偉いわけでもない。

実績や情報が無いのなら自分達で作ればいい。

※2010.5 本文の一部を訂正致しました。

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  1. 2008/12/03(水) 21:04:28|
  2. 本流櫻鱒疑似餌釣
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ヤマメ・サクラマスの個体差とは

最近なんだかトラウトが釣りたい状態なので、しばらくはヤマメ・サクラマス特集でいきたいと思います。
小型のサクラマス                     上の画像は大きさで言えば大ヤマメなんだけどサクラマス、(夏マス)の特徴を持つ個体。グリーンとピンクは婚姻色です。釣れたのは河口から僅か2キロほどの瀬が汽水域に流れ込むエリアでした。黒い胸鰭が海水浴の証。やや痩せてトルクは無かったけどシャープに走った。
B川スモルト                         婚姻色の奴と同地方の別河川、同時期に河口の砂浜でキャッチしたスモルト化したヤマメ。これから外洋へと旅立ち、北の海を目差すサクラマスになるであろう、その個体は、石に海苔が生えるような海水エリアで激しくルアーにアタックしてきた。
A川本流ヤマメ                     これは普通の本流尺ヤマメ、同じポイントで数釣りは出来ないがエリアを広範囲に探ると楽しめる。写真では不鮮明であるがパーマークは残っている。またその鰭は海も知らなければ、中流域のぬるま湯も知らない。栄養価の高い稚鮎を漁協から放流してもらい元気に育ったワイルドな個体だ。
A川スモルト                       上の画像の本流ヤマメと同じ川の約20キロ下流で釣れるスモルトヤマメ、これは、スモルトとして完全な個体。尾鰭まで銀色に染まり各鰭の先端は黒ずみ、海水仕様になっている。体は鰯のように細く痩せて銀化する。そして背鰭の先端が黒くなるのもスモルトの特徴である。しかしこの個体が目差す海はその下流のダムに、さらに下流の取水堰に、そして河口堰に隔たれて向うべき海に辿り着けるものは限られる。
ランドロックサクラマス                  最後に、ランドロックのサクラマス(成魚)。ダム湖の体積の大きい水瓶は、時に海になりサクラマスを蘇らせる。まるでサバのように海の魚だが、この個体が釣れたのは標高2000mに近い高地のダム湖であり、まるで海とは結びつかない。黒い鰭、銀化した身体、口の中まで黒い。夏場は水深30~40mまで沈む(トローリング情報)それは、春と晩秋にだけ流れ込みに姿を見せる。50センチに満たない標準個体。

以上がサクラっぽいヤマメとヤマメっぽいサクラマスでしたが、皆様はどう思われますでしょうか?
サクラマスじゃなくてヤマメだとか、いやいやサクラマスだとか色々意見はあると思いますが、僕個人的には大型のヤマメでスモルトした銀色であればそれはサクラマスと呼んでいいと思います。皆様も源流から海までこの魚を釣ってみませんか?きっと渓流魚に対する常識が変わります。

テーマ:ルアーフィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2008/12/03(水) 00:54:14|
  2. 本流櫻鱒疑似餌釣
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■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

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