コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所             竿休め

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

今年の事、これからの事。

早いもので2012年もあと僅かである、例年に無い寒波から始まった今年。

どんな年だったかといえば、春から季節は少し遅れながら進み、初夏には豪雨、濁流と化した川は、山肌を削り、人間の作った構造物の多くを粉々に粉砕しながら全てを呑み込み流れ消えた。その痕跡、傷跡も消えないまま、駆け足であっという間に秋を向かえ、冬になってしまった。
釣行回数こそ大幅に減ったが、出撃回数に対して釣果には恵まれた年だった。

僕が九州に来た頃から7年が過ぎ、当初、暗中模索だった筑後川のシーバス、有明鱸(有明海産スズキ)の事も少しづつ見えてきた。
それでも、毎年、やりたい事は山の様にあるのに、出来る事はほんの少しだけである。

一番釣りに行ったのはオイカワのフライフィッシング、僕にとっては少ない時間でも気軽に出来て為になる釣りである。

この地でスズキやオイカワの他に、僕が釣師として、この地で追う夢は、幾つかある。

その一つは、昭和中期までは漁獲の確認が見られた、筑後川のサクラマス。

そして、小川に潜む小さな宝石、オヤニラミ。

嘗て全国のアングラーにに衝撃を与え、現在は幻となったダム湖のトラウト達。

今の時代、その存在すら僕が勝手に思い込んだ幻想に過ぎないのかもしれないが、少し昔、50~30年前までは、その何れも当然の如く存在していた魚達である。

この世は、目に見えるものが全てと唱える者もいて、富を得る事が何より優先だと信じている者もいる。もちろん資本主義の世の中では、生きてゆく上で必要な部分と思う。

しかし、その為に、僕等、日本人が、日本の釣師が失った大切なもの。
目に見えないが故に、その存在を失った事にすら気付いていないもの。

フィールドに立ち続けた釣り人の目線でしか見えない世界がある。

無機質なコンクリートで固められた川辺、フェンスで囲まれた世界。
消された、生き物達の悲痛な叫び、その生々しい悲鳴、野生の澄み切った、美しい瞳の中に堪えた悲しみ。
それでも、それを物ともせず、命を繋ぎ続ける強かな魚達。

この地に根を張り生きてゆく中で、僕に出来る事。

それは釣る事、伝える事、続ける事でしか無いのだが、本当に残せるものは残したい、取り戻せるものは取り戻したい。

きっと、まだ間に合うと信じている。
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今日の筑後川、僕の好きな川である。
寒い北風に揺れるススキの穂、右手に見えるのは耳納連山。
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オイカワと遊んだ小川もひっとりと静まり、小鮒も深みに沈み、冬枯れの景色になった。誰に薦められた訳でなく、誰に邪魔される事も無く、自分で選んだ場所、この素晴らしい環境で釣が出来る事への喜びは大きい。

綺麗な砂浜の海では無く、水の澄んだ深い森の渓流でもなく、特別な景観があるわけではなく、少し前まで、ごく普通の日本の何処にでもあった原風景。

人々がそこで暮らして、田んぼや畑があって、水辺が豊かな場所。
最近、それが特別に思えてならない。

今年も残すところ、あと一ヶ月、少し釣れない釣りを楽しもう。
そして、夢に逢えた時に、胸が熱くなれる釣りをしよう。

この先、どんなに水辺が変わっても、僕の心はずっと変わらないだろう。

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  1. 2012/12/04(火) 18:53:55|
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秋の川辺にて。

秋の空、竿など持たず、川歩き。
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あの竿裁きは、コロガシ釣りだ、落ち鮎が来ているのだろうか。
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数時間、じっくりとベテランの釣りを見せてもらう。

途中、ハヤ釣りをしていた、白髪の御老輩に話を聞く。
見れば竿は九尺、「もう長い竿の振れんけんの、おいはこれでよか」と話してくれた。
きっと嘗ては、長竿を担いで釣りをしていたに違いない。
アワセのキレだけは、年齢を感じさせないシャープなものだった。

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良い瀬なのに、鮎が釣れるシーンを見ることは出来なかった。
竿には何故かリールが・・嗚呼欲深き釣り人よ。

せせらぎの音色、何処かに夏を忘れた風の群青。

今日は病に勝ち、この春やっと歩き始めた、二歳の我息子を膝に抱え、川を楽しんだ。
竿を持ち、川に立ち込む事が全てでは無いはずと僕は思った。
この日、息子の眼には何が写ったのだろう。

川の恵みを食す為に釣る釣りも釣り。
竿を持たずに歩くのも釣り。

ルアーを投げるのは暗くなってからじっくりとされるが良し。
釣れても釣れなくても、そんな釣が好きだ。

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  1. 2012/09/26(水) 00:18:49|
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新春 2011年

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あけまして おめでとうございます。

何時もご訪問頂きまして真にありがとうございます。

今年も東洋式疑似餌釣研究所を宜しくお願い致します。

2011年が皆様にとって良い年であります様に心よお祈り申し上げます。

           Author:Megaceryle lugub


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  1. 2011/01/01(土) 00:00:00|
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只今、釣行休止中につき。

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釣りに行けない時は読書でも・・・と最近気になる本を購入した。

「桜鱒の棲む川」東京海洋大学名誉教授 水口憲哉 著
フライの雑誌社
しかし、このサクラマスという魚は本当に奥が深い。鱒に興味のある方にはお勧め致します。

僕の筑後川調査ももうあと僅かでベストなシーズンを終えるのだが、まだ肝心の獲物に出逢えていない。
読書をしていて気が付いたのだが、PCの画面の見過ぎで視力が落ちた所為なのか目が疲れやすい。
もともと視力が良かっただけに残念である。

視力と言えば。その昔、釣りの大先輩であるご老輩にこんな事を言われたのを思い出した。
「○○君よぉ~おめぇだけ、魚が見える、見えるってぇのは、魚の気配がわかるってことだろ?」
「そっか、昔もある人がそうだったんだいねぇ~皆が見えないけど その人だけは不思議なことに魚が見えるっていうんだよっ」
僕はその言葉に少しだけ救われた気がした。

自分は変人じゃなく、同じ感覚の人もいるんだ・・と。

年上の釣り仲間達に、「おめえの目はおかしい」「おめぇの目は猛禽類だ」ってよく言われたものだった。

実際、僕は偏光グラスを一切使わないで今まで釣りをしてきた。
それでも、不便に感じた事は一度も無かったしこれからも使う事は無いと思う。
なぜなら、五感総てで感じ取る気配を常に意識して釣りをしてきたからに他ならない。

風の流れが目に見えないように、水面下の流れも目で見て感じるものとは異なる事もある。
見えない水中の世界をイメージする事、釣り糸から感じ取る事、それらの経験を積み重ねる事。

その繰り返しで見えてくるものがある。釣りの世界にも動体予測っていうのがあると思う。
目の前の水面や水流やラインの変化から次の予測を無意識で立てる。
魚がヒットする直前に予測が出来ている瞬間がある。
毎回ではない。でも確実にそれが使える時が来る事を知っている。

読書は、イメージの世界を確実に構築して行く事が出来ると思う。
実際の世界とイメージの世界とでは、必ず誤差が生じるものであるが、その誤差を埋めるのが実際に釣りに行く事なのだろう。
若い頃の僕は、そのイメージと現実の差が理解できず、思慮分別わからず、気配とイメージが混同して見えないはずの魚が見えてしまっていたと思う。それはある種の精神異常の状態かもしれない。

頭がグルグル回って、気が変になりそうなくらい疲れるのだけど、その感覚の釣りが好きでたまらない。
あれから随分時間は流れて、以前より随分鈍感になった。
気の所為と本当の区別が付きやすくなった。
脳が老化したか?成長したか?わからないけど、いい気分だ。

梅雨が明ける前に釣行を再開したい、そして有明海に棲んでいた「幻の鱒」に会いたい。

テーマ:フィッシング - ジャンル:趣味・実用

  1. 2010/05/31(月) 17:18:42|
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新春 2010年

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あけまして おめでとうございます。

何時もご訪問頂きまして真にありがとうございます。

今年も東洋式疑似餌釣研究所を宜しくお願い致します。

2010年が皆様にとって良い年であります様に心よお祈り申し上げます。



               Author:Megaceryle lugub

追記:コメント頂いた方々へ
   コメントへの返信に多少お時間がかかります。
   何卒ご了承頂きたく思います。
   
   現在、仕事に釣りに多忙な日々を過ごしています。
   宜しくお願い致します。
     

テーマ:釣り全般 - ジャンル:趣味・実用

  1. 2010/01/01(金) 00:00:00|
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プロフィール

Megaceryle

Author:Megaceryle
■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

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