コピー (3) ~ b1 東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

東 洋 式 疑 似 餌 釣 研 究 所            

もっと自由に もっと深く 人と魚との出逢いを求めて。

謹賀新年 2021

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新年あけましておめでとうございます。 2021年

投稿は少なくなっておりますが、ぼちぼちと続けてまいりますので今年もよろしくお願いします。
  1. 2021/01/03(日) 08:48:26|
  2. 竿休め
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それでも季節は進む


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数年ぶりに九州での春を迎えたあと、初夏から晩夏へとたちまち季節は進んでしまった。

釣は変わらず私の傍にあり、河は流れている。



あの頃から何も変わらないか?と聞かれれば変わったものも、変わらないものもあると答えるだろう。今から15年前は子育ての真っ只中、釣に向き合える時間など無く内側にある情熱は逃げ場を失い、どうにか消そうとしても、それは消せない火種の様に再び燃えて、抑えようのないものだった。



釣を知り、釣から離れ、色々なものを手に入れた。

しかし一番大切なものを手放した気がする。

それはきっと熱だ。



釣はそもそも、魚を釣ろうとするだけの行為で成立するのだけど、付加価値を色々と付けてしまいがちだ。あの場所でこのルアーでこんなサイズ凄い魚をなどどいう話が多い。



私の求めている釣は少し違っていた。

そもそも、自分が釣を求めているのかも怪しい。



例えば、50年前にこの筑後川にいたサクラマスは今もいるのだろうか?

オヤニラミをルアーで釣ることは可能なのか?

河口堰を超えた遥か上流でスズキは釣れるのか?

私が覚えた関東の釣は九州のこの地で通用するか?



釣から離れれば離れるほど、その疑問が幾つも次から次へと湧いてきて、確認せずにはいられない。

物事がどうなってるのか見たい、確かめたいという好奇心とある種の強迫観念が心を突き動かす。

これは趣味でもないし、遊びでもないし、暇つぶしでもない何か。

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それがきっと私の釣だ。

それこそが釣だ。


釣における考えた事、確かめたい事の全ては自力で手に入れてきたから、ずっと何かを追い求めていたい。



魚種も釣り方という手法も、際限なくあるのが釣の世界。

終わりが無いのも釣の世界、終わりを決めるのも自分次第。

ただなぜ釣をするのか?なぜ釣るのかという釣をする意味を知る事は出来ない。

それが釣師の孤独たる所以だ。



そんな無限に続く自問自答の中で、時折素晴らしい魚に出会う事ができる。

素晴らしい仲間にも出会う事になる。

誰にも似ていない自分の釣を見つける事もできる。



魚が釣れたという喜びは、数少ない釣り仲間と分かち合う事が出来るとは思っている。

しかし、私が釣りたい魚と貴方が釣りたい魚はきっと違う。

同じ魚種だとしても、同じフィールドだとしても、違う。



難しい事は抜きに、純粋に釣を楽しめばいいとよく聞くが、情熱を取り返すことは出来ない。

あの時釣りたかった魚は、もう私の中にはいないのだから。



自分の中が抜け殻の時に、釣に誘ってくれる仲間の存在は大切だ。

嫌々でも釣はなんとか行けるものだから、そんな時は少し気楽に遊びの釣をすればいい。

確かめたい事など無いから、単純に釣をしているという事になる。



そしてまた、そんな時に今までに経験した事の無い、魚たちの意外性に出会う事もある。




今、欲しいのは付き動かれる何か。

忘れているのはその情熱か。

さて、今日も釣にでかけるとしよう。
  1. 2020/08/30(日) 21:56:44|
  2. 嗚呼、釣り人生
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始まりの季節

釣師として生まれてきた人間は、他人が素通りする様な事が気になって仕方がない性格の人種だ。
溢れるばかりの好奇心とあくなき探求心と、その方向に突き進む情熱と。

後から冷静に振り返れば、その時少し客観的に俯瞰してみれば、その異常性に気が付くのだが、渦中の本人はそれこそが真理であると疑ってやまない。



最近、釣に行く前の珈琲がやけに旨く感じて、釣帰りの温泉が思いの他、骨身に沁みて楽しく癖に成りつつある。


知らなければ気持ちに引っかかるものは何もなく、好奇心を揺すられる事も無く。生きていく事に集中して、日々を過ごしていたはずだと、思うが。



年齢を重ねる毎に、色々な部分に拘りが出てきて我が侭な自分がいる。



ただ魚を釣るだけでは終わらず、思い描いた釣り方やシチュエーションで自分の釣をしたい。

経験値が無ければきっと魚を釣るという単純な部分で釣を楽しめたはずなのに、何時しかそうではない何かを求めているという事だ。



さて、始まったばかりの渓流シーズンであるが、色々とトラブル続き。



お気に入りのロッドは破損するし、転倒して膝は打つし、何年この釣しているんだ?と首を傾げたくなる。やりたい釣と実際のフィールドが一致してない、釣がズレている、色々とリズムが悪い。

釣行を重ねることでそのズレも収束して自分の釣に収まって行くのであるが・・・

それでも時折、野性味のあるヤマメが釣れてくれるから、この釣を続けて行く事ができる。

そんな時は気分を変える為にあれこれと試行錯誤を繰り返してみる。


最近、長年愛用していたベストを変えてみた、釣の腕が良くなるわけでも、肩こりが軽くなるわけでも無いのだが、気分が良くなる。

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ルアー用にはシムスのマスターベストとガイドベストを愛用していたが、ここ十年異常に人気が出て誰でも着ているので少し嫌気がさして、フライベストとして好きなフォックスファイヤーに変えた。

フォックスファイヤーとしては、4着目のベストになる、私がこの釣を始めた30年前には存在していて日本人の為の設計であると信じている。



タックルに関して、ロッドやリールを新しくする気はないので、使い慣れたそれぞれの時代のものを交互に使っている。


それと自作のフックもまた巻き始めた。

色々と試しては変えて、今は小型の太軸のチヌ針系統を使う事が多い。

人からは何号くらいを?とよく聞かれるが、実は号数等はさほど気にしていない。



好きなもの、好きな空、好きな水辺。

そこに身を置く事の素晴らしさ。

その世界を一度知ってしまったから、もう知らなかった時代には戻れない。


釣に夢中になっているときは、文章など思い浮かばない。

抑圧の中に居れば幾らでも湧いてくる。

釣も釣れている時は、新しい釣は生まれない。

釣れない時こそ、その試行錯誤の先にこそ更なる釣の世界が広がってるいるものである。

この春は色々な意味で新しい世界を知る事となった。

何度も言うけど、テクニックとかルアーがどうとかどうでも良い。

求めていた世界の欠片が九州にも存在している事実を知った。


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本流の流れでスプーンを操る楽しさ、淵の底を這わすようにミノーを送り込む楽しさ。

そして時折、答えてくれる魚達、それさえあれば釣れない釣も続けて行く事も。

無駄な積み重ねも受け入れる事が出来る。

やっと自分らしい釣が出来始めたという楽しいところを噛み締めている。


  1. 2020/04/28(火) 06:54:46|
  2. 鮭・鱒族疑似餌釣
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2020年 解禁

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今年も始まった。
解禁が日曜日という事で初日を迎えたのだけど、思惑と実際は違いすぎて、自分の好きな釣はできなかった。来週は少し原点回帰して釣を組み立てようと思う。

何十年もこの釣をしているのにまだまだ見えない事は沢山あるという事を改めて知る

好きな釣具で好きな釣をする、それは心地よい。


そして釣れても釣れなくてもそれなりに楽しいのだけど、釣れないのは不自由。


魚が釣れない時はつまらぬ何かに拘ってる自分がいるものだ。


悩んで振り返り自分の釣を修正することで魚に会うことはできた。


放流魚ではあるけれど、凄く勉強させてもらった一日。
  1. 2020/03/05(木) 21:47:44|
  2. 鮭・鱒族疑似餌釣
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ルアーフィッシングの基本を考える

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ルアーフィッシングを楽しむ上で大切な事は幾つかある、フィールドや魚の行動を観察することや、道具を選ぶことや、魚の居るであろう場所へルアーを投げたり沈めたりする技術を学ぶ事など、覚える事は沢山ある。多くの一般人からすると釣はレジャーの一つのカテゴリーであり、その奥深さに惹かれて釣を始める人など皆無であると思われる、何故ならば釣師として生まれてきたものは、誰に何を言われるまでもなく既に釣を始めているはずだからである。



人に釣りが趣味なんですか?へー食べるの?美味しいの?なんで逃がすの?もったいない?

という事を何度も定番コントの様にやってきて思うのだけど、じゃーなんで釣りするの?という問いに正確に回答出来ない自分がいるのが事実。

なぜ釣をするのかわからない、だから釣をするのです。と答えると大抵は、この人変な人だ、距離を置いた方が良さそうと思われる事だろう。

釣してみたいという動機には色々あるんだけど、初心者の方に釣った魚を食べたいという人がいる。

TV番組やネット動画の影響なのかもしれないけど、それならば釣竿を買うお金で高級な料亭にいったほうが美味しい魚料理が食べられるではないか?と釣師の私は思ってしまう。

稀に、釣りやってみたいんですとか、やってますとかいう人にも会うことはあるんだけれど、そんな人に向かって目を輝かせながらオークラ(フランス製の30年のスプーン)の赤い塗料は前期と後期で色合いがまるで違うよね?とか、ミッチェル408にはやはりガルシアコノロンのファイブスターが似合うよね?などという話をいきなりしてもやはり、この人マニアすぎて無理と思われる事だろうから、結論自分の釣の話は誰にもするべきではない無いと思われる。



今回は少し変わった世界に興味を持ってしまった方へ、アングラーという釣師という孤独な世界を選んでしまった方へ、色々とお話ししたい。基本を考えてみようと思う。



まずは、そこに魚がいなければ何も始まらない。

ただ釣るなら餌釣とか釣り堀とかあるのでそちらの方が早いが、自然のよくわからないフィールドで魚を釣るには色々と調べないとならない。



何を釣りたいのか?

それが一番最初に決定するべき事であり、何でもいいから釣りたいというのは一番多いのだけど、一番多い動機なのであるが、実は一番魚に遠い。

何処で釣るのか、何時釣るのかで狙うべき相手は決まり、それに合わせて釣り方は絞れて行く。

タックルの細分化は進み、現在では魚種ごとのメソッドごとの専用設計ロッドやルアーが存在しているので逆に分かり難いと思う、例えばメバルやアジやバスやトラウトロッド色々あるけど、ウグイやベラ釣るときはどうするの?ってなる。



釣具メーカーにプロデュースされ、カテゴライズされた釣は良いとして、そうじゃない魚は??ってなると思う。例えば、100年前からラパラはラパラのままバス専用にもスズキ専用にもなってない。

メップスも、オークラもそのまま変わってない。



カテゴライズするよりも、クラス分けすることのほうがわかりやすい。

ウルトラライト、ライト、ミデアム、ヘビー、エクストラヘビー。

ウルトラライトなら小型魚、ライトなら1キロ未満の小型魚、ミデアムなら2キロくらいまでの中型魚・・・等

その方が釣としてわかりやすいし、世界基準で言えばそっちが正解かと私は思う。

どのロッドが良いとか悪いとか、それも無くて使いたいロッドを好きなように使えばそれでいい。

ただ、魚の大きさに合わせてクラスを合わせることでより、釣りやすいし楽しいですよ。という話で、例えば、渓流魚を雷魚を釣るような竿で釣るのは少し無理があるし、ウルトラライトでヒラマサを釣るのも無理があるという事。

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ルアーは何を使えば釣れるの?

ルアーの種類はごまんとあり、釣具屋やネット買うことが出来る、ありすぎて絞れないがこれもクラス分けすることで整理できる、それぞれクラスごとに分けてボックスに入れておけば良い。

何かの形をしていてそれに針がついていれば魚を釣る事が出来ると考えておけば間違いではない。

ヒットルアーは?この質問も実は多いのだけど、それは魚に聞かなきゃわからない。ただサイズや重さは少し関係があってそれによってレンジ(深さ)やスピードが変わるので、釣れ方に差は生じるのは事実。

それよりも、どんなイメージで操作をするかが大事になるのではないか?と思われる。

ところが、私が過去に会った多くのベテランやエキスパート達(非メディア系)の多くの方に共通してるのはルアーの操作に細かい事は言わない。ダートがどうの、ジャークがどうのそんなことは言わない。

投げて巻いてくれば・・・ 沈めて巻いてくれば・・・ そこに魚が居れば・・・沈めて落として・・・落としてゆっくり巻いて・・・・巻いてきて止めて待つ・・・とにかく飛ばして巻きまくれば・・・

そうかと思えばメディアには真逆の事が書いてあったりもする。

この岩の裏にいるこの魚を、このカラーのルアーでここでこう操作して、食わせのアクションでヒット!なんて書いてあるが・・・果たして本当だろうか?

それが本当だと信じるのも自由なのであるが、ルアーフィッシングって投げて沈めて巻いてくれば・・・大抵の魚は釣ることができるのが事実である。

今存在するルアーであれば、ルアーも釣れないルアーなど無いのだから、好きなように釣れば良いと思う。

そこは大きく悩んでいいし、試行錯誤の末にマイフェイバリットルアーを持つ事が、この釣の楽しみの一つと言えるのではないだろうか。



記録を残す事。

記録的な魚を釣れという事ではない、過去でこの季節どんな釣をしてどう釣ったのか、なぜダメだったのかを記録して残す事である、多くのエキスパートはそれをしてきている。

記憶として経験値として残せるのならそれに超したことはない、その引き出しの多さが色々な釣に魚に場所に活かされてゆく事になるものだ。この時期のここならこうじゃないか?という仮説も経験則から生まれるもの。

凄く先にはなるけれど、空や水の色を見て何となくこんな釣ができそうだと経験から生まれてくる勘が意外と正解になることも多いものである。



他人の釣から学ぶこと。

自分だけの考えや釣り方に執着していてもそれ以上にはなかなか進まない。

地域や魚種が変われば、全く違う世界が存在していて、それを知ること、経験することは無駄ではない。多くのエキスパートから学ぶべきであり、この時代にそれをしないのはもったいない。

だから可能な限り釣師は他の釣師に会うべきだと私は考えている、それは貴方の釣をより豊かな楽しいものにするに違い無い。



時間は限られている。

釣れるフィールドも、魚達も、そこにいる名人や名手も永遠に居る訳ではない。

自分の人生に与えられた時間も限られている、後でとか、何時かはというのを考えがちだが、それは時間を大切にしているとは言えない。今、今日、このタイミング最大限に出来る事をやるべきだ。

全ては後悔をしないために。



最後に。

釣はのめり込むべきではない、のめり込むと失うものもある、泥沼だ。釣には魔物が潜む、それは知らない内に心を貪り、人をダメにする、多くの釣師が短命であるのはその為だと私は思う。
足を洗う事も必要な時があると考える、社会生活とのバランスである、深みに嵌ると戻れなくなるのである、今日大物を釣ったとしても、明日の生活が豊かになるものでは無い。

むしろ浪費であり、社会的には何の生産性も無い無駄な事だ、程々に楽しむのが良い、だが、本当に楽しむ為には程々ではその域に行く事が出来ない、この矛盾に最後まで苦しむ事もあるかもしれない。

ただ、一つ、あの沸き立つような感動と、仲間の笑顔と、美しい魚に会うためにそれを引き換えにできる覚悟が必要かもしれない、気が付けば、自分が孤独な釣師というものに成っている。

それでも釣に行くのは、それ以外の気持ちを満たす方法を知らないからだ。



それでいいのかはわからないが、ルアーフィッシングの基本はそうものであると私は思う。

  1. 2020/02/22(土) 20:53:28|
  2. 釣の四方山話
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プロフィール

Megaceryle

Author:Megaceryle
■北は青森県~南は九州まで釣歩いた疑似餌釣師です。

源流から沖合いまで疑似餌で釣れると聞けば何処へでも向った時期は終わり、現在は筑後地方での疑似餌釣りを楽しんでいます。

沢のイワナから青物まで何でも釣ったら面白いと思います。

今までの僕は、人から釣を学び自分の釣りにしてきた。
今現在の僕は、人に自分の釣を伝えたいと思った。
此処からの僕は、誰よりも釣を楽しんでやる。

書籍 東洋式疑似餌釣研究所 2008~2010傑作選

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